「キレる」を考える! |
あまりに凶悪な犯罪をあっさりやってのける、いわゆる「キレる」という状態。 食事(栄養素)との親密な関係があったのです。
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砂糖の摂取 |
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血糖値の急上昇 |
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インスリン分泌 |
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血糖値の急低下 |
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大脳皮質の |
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理性の欠如 |
< 血糖値やホルモンの急変が続くことによる、情緒不安定状態 > |
血糖値が短い間に乱高下しては、精神的にも不安定な状態になります。アドレナリンの分泌によってある種の興奮状態も作り出します。さらに、低血糖状態では、脳ではより生命維持に必要な脳幹部分に優先してブドウ糖や神経伝達物質のアミノ酸、ミネラル、酸素などの栄養素を供給するようになり、その結果、大脳皮質の働きが低下し、理性の低下した状態が生じます。
さらには、砂糖分の取りすぎでは血液が酸性に傾きますから、それを中和する目的でカルシウムイオンが消費されます。カルシウムは脳の神経細胞においては信号伝達の重要な役目もしますが、これが脳細胞で不足してしまいます。このカルシウムもまた、より生命維持に関係した脳幹部分に優先して供給されるため、「理性」を司るハズの大脳皮質は働きがますます低下してしまいます。カルシウム不足が続くと、いらいらや道徳心の低下などが症状として現れる、いわゆる「エンセファロバチア症候群」という病気になってしまいます。
カルシウム不足の状態でさらにカルシウムが消費されると、骨そしょう症になってしまいます。
カルシウムとマグネシウムはお互い拮抗していますから、カルシウムだけを積極的に摂取してはいけません。
マグネシム不足では、細胞でのエネルギー生産などの働きが低下してしまいます。
カルシウム補給を考えるときには、かならずマグネシウムというミネラルも考慮すべきです。
ちょっとしたことで「キレる」のは、この「理性」が無い状態、つまり“野生動物”と同じ状態を一時的に作り出しているわけです。アドレナリンの分泌もありますから“興奮した野生動物”です。これはちょっと恐いですね。
●この対策としては、
1・台所から白砂糖を廃止する。どうしても甘い味付けが欲しいときは、黒砂糖、ハチミツにする。
2・甘い清涼飲料水は飲まない。
特に「キレる」経験がある方には厳禁です。
他の甘いものもできるだけ減らすといいです。
いきなり、甘いものを禁止というのは難しいかもれませんが、せめて、甘いものは空腹時には摂取しないように心がけることが重要です。
お勧め食材は、ヒジキ(海藻)です。できるだけ頻繁に利用し各種ミネラルを補給しておきたいものです。食物繊維のおかげで、糖の吸収も緩やかになります。