ピロール農法米、栽培記録インデックス

- 2006年度 -


 米作りは、稲刈り後からもう始まっています。翌年の為に耕作したり、稲わらを敷きこんだりといった土作りをするわけです。稲わらの分解促進のために、“わらゴールド”という微生物の資材を投入したりもします。その後、トラクターで荒く耕しておきます。

 2006年度は、昨年と同様にカルシウムとマグネシウ、その他、微量ミネラルの補給のため蠣殻カルシウム資材を散布しています。
 今年度も土作りのために“苦土重焼鱗”という資材を使っています。農協によりますと長年稲作において多くの農家で使われ、非常に良い結果を得ているとのことです。植物の結実の為に必要なリン分の補給、苦土(マグネシウム)の補給にもなります。

 今年の肥料は例年どおり、農協お薦めの化成肥料と有機肥料を混合した肥料“ゆうた君”という肥料を元肥として使っています。肥料の選定にも気を使いますが、ピロール資材を投入することによって、化学肥料だけの栽培で問題となる、特定の微量ミネラルの欠乏ということの心配もなく、さらにらん藻の働きによって必要なミネラルが稲に充分に吸収されるようになるため、植物本来の生育が望めると思っています。

 ピロール農法においては、どちらかと言えば、化成肥料の方が相性は良いようなのです。ピロール農法で使用する資材は、らん藻を繁殖される為の資材ですので、らん藻が繁殖しやすい環境にする資材です。天然成分だけで出来ていますが他の有機肥料との混同は、目的とするらん藻の繁殖に影響を与えてしまうことがあるようです。

 雑草対策では、今年も水田マルチというものを長崎県諫早市から取り寄せて使用しています。これは、EM菌という有用微生物群を利用したものです。土壌改良にも適したものであるようです。これによって雑草の種の発芽を押さえるという働きがあるようです。詳しくはメーカのホームページをご覧になっていただければ幸いです。
 このおかげか、除草機での処理がうまくいったのかわかりませんが、今年はクワイというイ草のような草がほとんど生えませんでした。でも、コナギとオモダカは、毎年同じように生えてしまいます。さらに南側の圃場ではヒエが大発生して困りました。

 追肥には、今年は全体的には、追肥専用の稲穂のための肥料を使っています。1反(約10アール)あたり20kgです。今年は8月の始めの頃まで天候不順で、長雨と低温、日照不足がかなり心配でした。そのおかげで、草取り作業などは、例年になく楽に行うことができました。8月中旬以降は天候が回復して暑い日がつづきました。このおかげで、なんとか成育も改善したかと思っています。丁度稲穂を付ける大事な時期に良い天気に恵まれたかっこうになりました。

 ピロール資材の使い方、ピロール農法の特徴は、ピロール農法HPをご参照ください。

 三年前から除草の為に“カブトエビ”を導入しています。ですが、この繁殖がまだ思うようにいっていないのが現状です。北側の圃場の一角に作った水槽ですが、昨年は失敗してうまく水を溜めることができませんでしたが、今年は全面的に作り替えたおかげで、うまくいったようです。大きな赤いカブトエビの姿を確認できました。今年はまだ大量繁殖までには至らなかったようですが、今年たくさん卵を産んでくれたと思います。来年大繁殖を期待しています。水槽はカブトエビのいる間は、水が濁っていて、雑草も生えませんでしたが、カブトエビの姿が見えなくなって少したってから、急に水が澄んできました。それと同時に雑草も生えてきました。カブトエビがいると、それが泳いで土をかき混ぜるため、水が濁るのと、雑草の芽はカブトエビが食べてしまうため、雑草が生えないのだと思います。



 今回の稲作の画像記録は、5月9日の田植え前からと9月25日の稲刈り後、までとなっております。

 2006年度 ピロール農法によるコシヒカリの栽培記録

5月

 今年の田植えは13日に無事に行いました。

ブログには日々の様子を書いております。

9日,11日,13日,15日,16日,17日,18日,20日,24日,26日,30日

6月

 今年は草の種類は少な目かもしれません。それでもオモダカとコナギは大量発生。ヒエも生えてきてしまいました。。

6月のブログです。

1日,5日,7日,9日,12日,14日,16日,17日,20日,25日,28日

7月

 ピロール資材の散布は、一回目が7/1、二日目が7/30と7月は肉体労働が多かった。。

7月のブログです。

4日,6日,8日,10日,11日,15日,22日,25日

8月

 出穂し、稲の花が咲き受粉という大切な時期です。お米の収量がある程度決まってしまいます。

8月のブログです。

4日,6日,14日,16日,20日,26日,27日,30日

9月

 いよいよ収穫です。
 今年のお米は、どんなお米になっていることやら。。期待を不安が入り交じっています。

9月のブログです。

2日,3日,9日,16日,18日,20日,22日,24日,25日

 

 畑 編 畑では、ジャガイモ各種やスイカ、トウモロコシ、ナス、ハーブ、ピーマン、トマト、唐辛子、ヤーコン、ホドイモ、サツマイモ各種、カボチャ、サトイモ、山ミツバ、ゴーヤー、モロヘイヤ、つるなし紫インゲン、インゲン豆、ツタンカーメン王陵のエンドウなどを栽培しています。 ..申し訳ございません、まだ編集中です。。

        

3月
 

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5月
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8月
4日6日14日16日20日26日27日30日

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2日3日9日16日18日20日22日24日25日

10月
  

畑 編
...申し訳ございません、まだ編集中です。。

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