正常分子栄養学 講演記録 全編


 これは、1998年、古澤太香子先生による正常分子栄養学の講演内容を録音したテープから入力したものです。
 (この講演記録内容をリンク、引用される方は、必ずご一報ください。) 

 けんこう通信


 私がこれにかかわるきっかけになる出来事を簡単にお話します。

 今から8,9年ぐらい前までは健康ということに関してそれほど興味は持っておりませんでした。

 自分がまあまあ、そこそこ健康だったということもあります。

 ところが今から8,9年前に私の父が突然癌に罹りました。

 それまでは癌で亡くなる人はたくさんいましたね。

 だれだれさんが癌で亡くなったのよ、という話はよく聞きました。

 その時に、可哀想にと思いますけれども、可哀想に、そして自分には関係ない、という生き方をしていました。

 ところが父が癌になったわけですね。

 身内が癌になるなんて想像したことはないですね。

 他人事のようにしていましたから。

 そして父の場合には、発見された時にすでに末期の状態でした。

 肩とか腰とか、もう骨に転移していたんですね。

 ものすごい痛みですね、骨に転移すると。

 致命傷だったのは首の骨に転移していたんですね。

 明日、脳に行っても、明日、下半身不随になってもおかしくない状況です、と医者からは言われました。

 明日、脳に行ってもおかしくないということは明日死んでもおかしくないですよと。

 お医者さんからは「あと三ヶ月〜半年の命です」と宣告されました。

 ものすごい痛みでしたね。

 痛みがひどくて緊急入院したわけですけど、そのときに、ベッドに横たわっていますよね。

 病室に入る時にハイヒールでカツンと床をなでてしまうとそれだけで「うー」と痛みが襲ってくるんですね。

 「お父さん大丈夫」って、この息が痛いんですから。

 「痛いから寄らないで」、そういう痛さでしたね。

 そしてどうしようもなくて、もう手術はできるような状態ではありませんでしたから放射線治療と抗ガン剤とこれしかありません、と言われたんです。

 お医者さんが神様に見えましたから「もうその通りやってください!」と言いました。

 放射線を当ててとりあえず痛みは収まったんです。

 その後は抗ガン剤投与ですね。

 点滴で当時は一週間くらい入れていったんです。

 ところが副作用がものすごくひどかったですね。

 吐くんですね。

 食欲無くて、食べてなくても吐くんです。

 黄色いような茶色いような胆汁酸とか胃液ですね。

 それが出るわけです。

 それを見た時に私は、これは癌が死ぬ前に、父の方が先に死ぬのではないかと思いました。

 それぐらい副作用がひどかったわけです。

 絶対こういう治療じゃいけないと思いました。

 始めて他のことに目を向けるようになったんですね。

 その時出会ったのが、ほんと僅かの知識しかありませんでした。

 いろんな商品を知っていたわけでもないし、こう本やさんかなにかで漁りながら読んだのが、マックス・ゲルソンという人が書いた『ゲルソンの食事療法全書』という本だったんです。

 マックス・ゲルソンはどういう人かといいますと、アインシュタインの主治医でシュバイツァーというノーベル賞をとった博士が「彼ほど天才的な医者はいない」とマックス・ゲルソンのことを言っていたんです。

 そのお医者さんが書いた食事療法の本だったんです。

 『癌の食事療法全書』という本だったんですね。

 それを読んで、すごく力づけられました。

 癌というのは何かウイルスが入ってきて癌になるわけじゃないですね。

 昨日まで正常だった自分の細胞が癌化するわけですね。

 そしてそれは食べ物によるんだということが書いてあるわけです。

 そして結局ね、ガン細胞って誰にもある細胞なんですね。

 60兆個の細胞の中の一個の細胞の中に、大体36個の癌細部があるそうです。

 それが大体23年ぐらいで、こう臨床例で判るくらいの大きさになるそうですけれども、それが15年で発病する人一生発病しない人、5歳や生まれた時から癌の人、こういう人もいるわけですね。

 これは何の差かと言うと、免疫力の差なんですね。

 免疫力や治癒力が高ければ、絶対癌は退化することが可能だ、というふうに書いてあったんですね。

 癌はそういう不治の病じゃない、ということが書いてあったんです。

 じゃ、免疫力や治癒力を上げていくのは何かというと食べ物でしかないんだ、ということが非常に判りやすく書いてあったんです。

 もう、これをやろうと思いました。

 リスクが無いですからね。

 副作用も無いし、もうこれしかないと思ってすぐ父に、

 「こういう療法があるからやってみないか」と言ったんです。

 そしたら「こんな療法で治るぐらいだったら、死ぬ人はいない」とって、こうですからね。

 お医者さんは絶対だと思っていますし、癌である本人が、「こんな療法で治るはずが無い」という風に言うわけですかれね。

 めちゃくちゃ頑固でしたね。

 その時、判ったことはですね、栄養の足らない人っていうのは大体頑固ですね。

 自分の周りを見ても分かると思いますけど、食べ物に関して無関心で空腹さえ満たせば、ラーメン餃子でも何でも良いという人がいるじゃないですか。

 大体性格が良い人はいないですね。

 妬みやすかったり僻みやすかったり、全然素直じゃなくてそういう方が多いと思います。

 栄養と心の構造とは非常に関係があるようです。

 父もすごい頑固でした。

 そして2度目の抗ガン剤投与に入ったんです。

 「絶対やらないほうが良い」って言いましたけれども、「今更医者に悪くて断れない」と言うんですね。

 日本ぐらいお医者さんの顔色を見ながら治療を受けている患者さんていないんじゃないですかね。

 今更悪くて断れない、ということで2度目の抗ガン剤投与をするわけです。

 もうその時にはぼろぼろですね。

 誰が見てももう長くはない、と判るくらいの状況でした。

 でもやっぱり娘としては、諦めきれないわけですね。

 ですから、何とかしようと思いました。

 自分では危機感が無いんです。

 ですからはっきり言いました。

 「お父さんの命は」、三ヶ月とは言えなかったので「あと半年だ」と。

 このままベッドに横たわって死を待つのか、それとも自分で生きようとするのか、好きな選択をすれば良い」と。

 「お父さんの命だから、どっちでも協力する」と言いました。

 すると、この療法をやってみる、ということになったんです。

 そして私と一緒にアメリカのゲルソン病院、今ではいろんな病院がたくさんありますが、当時はそのゲルソン病院しか私が分からなかったものですから、その病院にすぐに行ったんですね。

 車椅子で行きました。

 もうよぼよぼの身体でしたね。

 誰もが、生きて帰ってくるとは思わなかったんではないかと思います。

 そういう中で行きました。

 でも死なないもんですね。

 目的地があればちゃんとたどり着くということが良く分かりました。

 車椅子を使うような、そういうぼろぼろの状態でも、ちゃんと向こうにたどり着きました。

 そして向こうに着いてすぐに栄養素療法というのが始まったんです。

 日本にいるときには、栄養素療法ということを非常に安易に簡単に考えておりましたが、本当に過酷なんですね。

 お金もめちゃくちゃかかるんです。

 大体当時のドルで1ヶ月300万くらいかかりました。

 2ヶ月いましたけれども・・・・・

 そしてやることもすごく大変なんです。

 まず一日13杯の人参ジュースから始まるんですね。

 これはベーターカロチンが大体、15万IUくらい摂れるんです。

 ベーターカロチンの摂りすぎで死ぬ人がいるなんて週刊誌に出ていましたけれども、「その病院に行って見ろ」って言ってみたくなりますね。

 みんな元気なんですから。

 でもね、一杯くらいはいいんですよ。

 もう13杯目ぐらいになったら捨てたくなるような感じですね。

 その他に栄養補助食品はもちろん摂りました。

 そして食べ物はめちゃくちゃ良いですね。

 完全無農薬の生野菜、煮たり焼いたりした野菜、果物ですね。

 それから青汁を飲んだり。

 こういうふうにやるわけです。

 すごく過酷でした。

 それをして、2ヶ月たって、約2ヶ月そこにいましたけどね。

 そこの病院にいるときにたくさん本があったんですね。

 たまたま抜いて読んだ本が、この正常分子栄養学のことを言ったロジャー・ウイリアムスの本だったんです。

 そして、それに栄養がどれぐらい身体の機能を開発させていくかがものすごく分かりやすく書いてあったんです。

 そこから私はこの栄養学の勉強を始めたんです。

 で、帰国してからチラシにも書いてあったように、森山先生に出会ってですね、そこから皆様の前で講演をするようになりました。

 で、向こうで約2ヶ月過ごして父はどうなったかというと本当に元気になって帰ってまいりました。

 一番変わったのはですね、皮膚でしたね。

 皮膚が抗ガン剤をやっているときにはぼろぼろでしたね。

 大体1ヶ月ちょっとくらいで本当につるつるの皮膚に戻りましたね。

 そして体力がものすごくつきました。

 日本にいるときには5分と自分で歩けない身体でしたけれども、毎日歩く練習をしたんですね。

 そしたら帰ってくる時には2時間くらい散歩ができるような状態でした。

 もう栄養というのがどれぐらい身体を開発させて行くかということをですね、こう目の当たりにしたわけです。

 又、この講演の中で時間が有れば詳しい話をしていくつもりですが、そういうことがきっかけとなって、本当に身内が一人、生け贄になって始めて分かったというところなんですけども、こうして栄養学の勉強が始まりました。

 ただ患者さんを持ってよく分かることはですね、本当になってから治すということがものすごい大変なんですね。

 みなさんね、病気にならないと何かに取り組もうとしないですね。

 無病息災じゃないですね。

 一病息災って、どこか一カ所悪いぐらいじゃないと気を付けて生きないですね。

 でも本当に罹ってから身体を起こすのは大変なんです。

 罹る前に防ぐということが最も大切だということを感じました。

 このことを、とにかく伝えていこうと思ってこのお話をするようになりました。

 今日皆さん、おいでになった方はいろんな病気のことを聞きたい人もいるかもしれないし、健康に興味の無い人もいるかもしれませんが、本当に罹ってからは過酷ですから、罹る前に防ぐということを学んで行って欲しいですね。

 そしてですね、健康じゃないと誰かの健康について語れないだということなんです。

 病気なってからは誰かのために役に立つということはできないですね。

 健康な人しか口を開けないですね。

 健康なうちからいろんな健康の可能性に取り組んでいただきたいと思います。

 

 

 では本番に入っていきたいと思います。

 ロジャー・ウイリアムスという人がパントテン酸を発見したところからスタートします。

 パントテン酸というのはビタミンB5のことです。

 これはですね、あらゆる生物に存在していて、身体の全機能に関わるビタミンです。

 これが身体に入りますと毛細血管を“がん!”と開くんです。

 血液の流れがものすごく良くなります。

 若さを保つには絶対欠かせないビタミンですね。

 それからシワを防ぎたかったら、絶対必要な栄養ですね。

 それからもう一つ、これが重要なのはですね、私たちはストレスを感じて生きていきますよね。

 今から二時間半黙って座ってそこで話を聞くだけでも、すぐストレスを感じるわけですよね。

 このパントテン酸が不足すると、ストレスに対抗できないのです。

 その時にどこが一番ダメージを受けるかというと肘を曲げた背中の所に副腎と言うところがあるんです。

 ここがダメージを受けるわけです。

 そうすると身体の全機能が狂ってきますね。

 もちろんホルモンのバランスもぐしゃぐしゃになるし、アトピーとかもこの副腎がものすごく関係があるわけです。

 喘息もそうです。

 アレルギーは大体この副腎が関係しています。

 ここがダメージを受けた時に、これが不足していると非常にダメージを受けやすいんですね。

 これがあればストレスに対して、対抗していけるんですね。

 そういうところで役に立つビタミンです。

 もう一つ重要なのはですね、これが無いと他のB1とかB2とかB3とか他のB群が思うように働かないんです。

 ビタミンCも思うように働けなくなります。

 そういうビタミンです。

 これが入っているのはですね、ローヤルゼリーだとか、花粉にも入っていますね。

 食べ物で言うと卵とか、たらことか、牛乳とか、そういう中に入っています。

 これを発見したのがロジャー・ウイリアムスです。

 

 そしてもう一つはですね、葉酸の名付け親です。

 葉酸というのはビタミンMとかホーリック酸という言い方をしますけれど、これも又非常に重要な栄養です。

 そして栄養というのは、単体では働かないんです。

 必ずチームをなして働くんです。

 具合が悪い人によく言われるんです。

 何を摂ったらいいですか?

 Aですか、BですかCですか?

 というふうに聞かれますが、何か一つだけ、かいつまんで摂って元気になる方法は無いんです。

 必ず相互作用がありますから、どれもまんべんなく摂ることが必要です。

 昔からバランス良く、バランス良くと言いますよね。

 だてにバランス良くというわけじゃないんです。

 相互作用があるんだということを知っておいてください。

 これはB12と一緒になって、私たちの身体の骨髄細胞の中にある血液細胞の元になるものを作っているんです。

 つまりこの葉酸とB12が無いと血液が作れないんだ、ということです。

 これは濃い緑の野菜に多いですね。

 それから比較的多いのがバナナ。

 それからB12が多いのがレバーとか卵の黄身に多いんです。

 植物性のものにはこのB12は入っていないんです。

 葉酸とB12が無いと、とにかく血液が作れませんから、貧血にはなるし、当然流産とか奇形のもとになりますね。

 母乳なんか出るはずがないですね。

 貧血の患者さんがめちゃくちゃに多いですね。

 輸血をみてみるとですね、エイズの問題なんかがありますね。

 非加熱製剤やなんかで、輸血の問題がありましたけれども私はあれは、厚生省がもちろん最悪ですけれども、そこだけ見ていくんではなくて、他から血液を買わなければ間に合わないくらい貧血の患者が多いんだということを見ていく必要がありますね。

 輸血をされなくちゃいけない身体の状況ということにもう少し責任を持ってもいいんじゃないかと思うんです。

 ____さんのお母さんが、涙の物語で言っていますけれども、生まれた時から彼はああいう身体だったわけではないですね。
(実名は編集させていただいております)

 半年くらいたってああいう身体になったわけですね。

 お腹の中にいたときの栄養の状態はどうだったんだろう。

 と思うんですね。

 それからどういう食生活をしたのか、そこには何の責任も無いような言い方をしていますけれども、そこから見直して行く必要があるんじゃないかと思います。

 これが無いと血液は作られません。

 日本は世界で一番血液を買っている国なんです。

 世界で使われている血液の1/3は日本が買っているんです。

 世界の吸血鬼って呼ばれているんですね。

 何の血液を買うかというと、黒人の血液を買うんです。

 こういうことがありますね。

 ですからこういうものを摂ったら自分の身体で血液を作る可能性があるんだということです。

 白血病なんかもものすごい勢いで増えています。

 お子さんの白血病がすごい勢いで増えていますね。

 あれも、これができなくなっていった究極ですね。

 ああいう状況になっていくわけですね。

 NHKなんかでは、移植を待っています、なんかが非常に涙の物語のようにやっていますけどね、自分が作る可能性があるというところには全く目を向けていないですね。

 それで骨髄バンクに登録してください。骨髄バンク、骨髄バンク・・・・・本当に骨髄を登録したら治るかというと、車の部品のようにはいかないんです。

 悪い所だけ変えたらうまく走るかというと、そうはうまく行かないんですね。

 身体全体の問題があるわけですね。

 それを骨髄バンクだけで、バラ色の治療法のように言っていますが、そこだけに目を向けてもダメなんだということですね。

 お医者さんが、そういうところにまだまだ目を向けていないようですね。

 そして、このことが非常に重要なんだという記事が、今から3,4年前の読売新聞に載りました。

 それは東京医大の第一外科グループというところで、癌の患者さんでたばこをめちゃくちゃに吸う人がですね、気管のあたりがすでに全癌状態、こういう患者さん54人を対象にこういう葉酸とかB12をばんばん入れるんです。

 他の栄養も合わせて入れていくんですね。

 そうすると早い人で3ヶ月〜半年、ないしは一年たつうちに殆どの人の癌が消えたと、とうこういうデータなんですね。

 すごいな、と思いましたね。

 すごいな、と思ってその新聞の記事を他の知り合いのお医者さんに見せたんです。

 『東京医大さんてすごいですね』と言ったら、そのお医者さんは何と言ったかというと「東京医大さんのことですから」。  

 東京医大のことであって、自分には関係無いという、こういう出方だったんです。

 その時にああ、本当に、健康というのは自分が守る必要があると痛切に感じました。

 その実験で使ったのはですね、生レバーを使ったんです。

 あの中には葉酸とかB12がものすごくたくさんあるんです。

 他のB群もすごく多かったんですね。

 皆さんレバー食べますか?

 O−157があって全然食べないですか?

 生レバーを週に一回くらい食べるという人いますか?

 ああ素晴らしいですね。

 2週間に一回くらい食べる人いますか?

 はい、ありがとうございます。

 1ヶ月に1回くらい食べるという人?

 結構いるんですね。

 いつ食べたか記憶が無いという人?

 ありがとうございます。

 レバーがものすごい栄養があるんですね。

 すでに病気になっている牛のレバーは食べられません。

 肝硬変になっている牛って分かるそうです。

 そしてね、いろんな問題があるって言う人がいますが、レバーは解毒するところで、毒が一杯貯まっているっていう人がいますけれども、解毒する機能はありますけれども、毒が貯まっているわけじゃないんです。

 現に私はずっとレバーを食べていますけれども何ともないです。

 レバーを食べてO−157にやられる身体に問題があるんです。

 同じものを食べてもああいう風にやられちゃう人と、へでもない人がいるわけですよね。

 死んじゃう人もいるし、その差は何かというと、やっぱり免疫力の差なんですね。

 ですからレバーを食べる習慣をつけたらいいんじゃないかと思いますね。

 一番良いのは生レバーですね。

 にんにくに良いお塩、良いお塩じゃなくちゃダメですよ。

 それとごま油と、良いごま油でね。

 すすっと食べるといいですね。

 飲み込むように食べるといいですね。

 つるっと入りますからね。

 くちゃくちゃ噛んでいると血だらけになりますから。

 そういう風にして是非試してみて欲しいと思います。

 ロジャー・ウイリアムスはですね、精神活動にものすごく貢献した先生です。

 ダウン症の子供たちを対象にですね、こういう葉酸とかB12とかをばんばん入れていくんですね。

 栄養をものすごく入れていくんですね。

 そうすると、ある一定量に達すると、いきなり知能指数が、“がん!”と上がるそうです。

 そこは見事だそうですね。

 普通に社会生活が送れるようになる子供たちが出たそうです。

 そのことで1971年にはイギリスのロンドンに正常生体分子精神医学協会ができて、そこは今でも精神活動に非常に貢献をしています。

 受験生をかかえたお母さん方、勉強しろ、勉強しろと言ってもダメなんですね。

 塾行けとか行ってもダメなんですね。

 まず栄養をあげてから、そこから勝負ですね。

 頭と栄養はものすごく関係があります。

 そのように活躍された先生ですね。

 その先生が今から13年前に日本に来て講演をしました。

 その時に、色んな話をしていましたけど、まず一つは平均的日本人とアメリカ人の食生活はドッグフードよりひどい、ということ今から13年前に言っていたんですね。

 ドッグフードよりひどい!

 犬や猫が食べているものよりも絶対良い物を食べていると思っている人?

 分かりました。

 ありがとうございます。

 ドッグフードよりひどいんだそうですよ。

 今日始めてこの話を聞かれる方おられますか?

 はい、そして犬や猫が食べているより絶対良い物を食べていると思っている人?

 前におられますね。

 はい、朝は何を食べられました?

 コーヒーとパン。

 パンとサラダ。

 サラダって何ですか?

 レタスか何か?

 ああ、トマト・レタス・キャベツこんなもんね。

 ではお昼は?

 お昼はお粗末ですか?

 でも犬や猫より良い物食べているでしょう?

 時間が無かったから素麺(そうめん)?

 素麺とお魚と?

 ドッグフードとどちらが栄養があると思いますか?

 最近のドッグフード・キャットフードをご存知ですか?

 43種類のビタミン・ミネラル・アミノ酸が入っているんです。

 それと比較して、素麺のつゆにドッグフードを入れたら完璧だったですね。

 という風に、ちゃんとした物を食べているつもりかもしれませんね。

 食べているつもりかもしれない、というところで観察をしてくださいね。

 ロジャー・ウイリアムスは、ドッグフードよりひどいということを言っていました。

 そして彼が言っていたことはですね、精神病のドクターですからね、精神病の患者さんの多くがペラグラの症状があるということを言いました。

 ペラグラという病気は今はもう無いですね。

 この病気は5,60年前には、ものすごい、もう年間5万人〜10万人ていう単位で亡くなったくらい、すごく多かったわけです。

 どういう症状があるかというと、まず皮膚障害が起きるんですね。

 次に胃腸障害が起きるんですね。

 そして精神錯乱状態になって狂って死ぬという病気だったんです。

 特にこの病気が多かったのは南米とかスペインとかポルトガルとかですね。

 つまり野生のトウモロコシを主食としている国だったわけです。

 栄養学者の貢献から、この病気はビタミンB3が欠けていることが原因だというわけです。

 そして野生のトウモロコシを主食としている国ではどうしてもトリプトパン欠けるんです。

 必須アミノ酸の中のトリプトパンです。

 このトリプトパンがあれば、これが欠けていても補うことができるんです。

 ところがどっちも無いわけですね。

 で、減ってきて、減ってきて、死に至るわけです。

 皆さんにお聞きします。

 ビタミンは減ってきて、減ってきて無くなったらどうなると思いますか?

 体調が悪くなると思う人?

 ありがとうございます。

 死ぬと思う人?

 あ、知っていらっしゃいますね。

 ありがとうございます。

 そうなんです。

 ビタミンとか栄養が、特にビタミンが一つでもゼロになったら、必ず死ぬんだ、ということを知っておいてくだい。

 もう突然死、若死にが、めちゃくちゃ多い国です。

 癌で亡くなる方は年間26万人。

 癌の途中で心不全とか腎不全で亡くなったら死因は癌じゃなくなりますからね。

 こうやってみると癌の患者さんは年間30万人くらい亡くなるんですね。

 突然死はどれぐらいだと思いますか?

 こういうのが無くなって突然ぱたっと死んでしまう人は何人くらいいると思いますか?

 年間20万人いるんです。

 すごい数です。

 30代、40代、50代の突然死がものすごく多いんですね。

 こういうのが一つでも欠けたら死ぬんだということを、やはりお子さんにも伝えていく必要があるんじゃないかと思います。

 はい、ペラグラとはそういう病気だったわけですね。

 こういう病気の人に対して栄養学者が「これは栄養が欠けただけのことなんだ」という風に言うわけです。

 でB3だけをばんばん入れるんですね。

 そうするとあまりうまくいかないんです。

 他の栄養も合わせて大体40種類〜50種類の栄養をばんばん合わせて入れて入れていくんです。

 特にB群を多くして、1000倍ぐらい入れていくんですね。

 そうすると皮膚障害・胃腸障害がすごい回復をしていくわけです。

 ここがきれいになっていくと同時に精神病が良くなるわけですね。

 劇的なんだそうです。

 そこでロジャー・ウイリアムスが出した大きな結論は、まず頭というのは、精神病というのは頭に栄養が足りないだけのことなんだ、というわけです。

 もう一つは栄養というのは、単体では働かない、必ずチームで働くんだ、ということです。

 栄養が精神に関係があるということは、犯罪がめちゃくちゃ多いじゃないですか。

 首を切って校門に置いただの、子供の殺人などがすごく多いじゃないですか。

 あれ、なんで、ああいうことがあるかといいますと、勿論家族とのコミュニケーションということは重要ですけどね、それ以前に栄養が足りない、ということを見ていく必要があります。

 『栄養と犯罪行動』という本が出ています。

 ここ(精神)と、ああいう犯罪と栄養はめちゃくちゃ関係があるんだということを知っておいて欲しいと思います。

 栄養を入れていったら精神病というのは消えていったわけですね。

 何で今日この話をしたかというとペラグラという病名はすでに無くなりましたが、この症状が日本では確実に残っているんだということを皆さんに今日は見ていただきたくてこのお話をしたんです。

 じゃ、皮膚障害から見ていきますね。

 皮膚障害、アトピー・・・・・

 アトピーがすごい多い国ですよね。

 私も中学校とか高校で講演をしますけれども、アトピーのお子さんめちゃくちゃ多いですね。

 『アトピーの人!』と言うと1/4くらいはいますからね。

 生まれた時からアトピー。

 20年、30年ずっとアトピーなんて言う人もいますからね。

 私はこういう講演以外にいろんな病気の人のサポートをして、何千人か相談を受けていますけれどアトピーすごく多いですね。

 癌もすごく多いですけれども、アトピーがすごく多いですね。

 やはり生まれた時からアトピー、ずっとアトピーという方が非常に多いような感じです。

 アトピーってどういう意味か知っていますか?

 『不思議な』とか『奇妙な』という意味なんです。

 どうしてそういう名前が付いているかというと、お医者さんでも原因が判らないからそういう名前を付けるわけなんですね。

 原因が判れば『不思議な湿疹』『奇妙な湿疹』ていう名前を付けないわけです。

 原因が判らないからこういう名前が付いているわけです。

 ところが病院に行くとですね、「アトピー性湿疹ですね」と言われます。

 よく分析をしてみると、不思議な湿疹で、奇妙な湿疹で分けが判りません、て言ってるのと一緒なんです。

 ところが言われているほうも間抜けですから、「そうですか。不思議で奇妙でわからない湿疹なんですね。ありがとうございます」と帰ってくるわけですね。

 そしてわけの分からない治療が始まるわけです。

 治ることないですね。

 ずっともう、ごまかしながら何十年もたっているという人がいっぱいいますね。

 これは本当に栄養を入れていったら、1年〜1年半で湿潤が出ますね。

 皮膚・身体は全部代謝していますからね。

 皮膚も必ず入れ替わるわけですね。

 表面だけ変えて薬を塗ってもダメなんだということです。

 中からの問題なんだということなんです。

 栄養をばんばん、ばんばん摂っていくとですね、一度身体が膿みやなんかを出して解毒するんです。

 一瞬、前よりも酷くなったっていう状態になるんです。

 でもその状態を抜けないと絶対うまくいかないんです。

 解毒をして一回ぐしゃぐしゃになってから絶対皮膚が乾いてきますら、それから治るという状態になってきますね。

 ところがこのぐしゃぐしゃの状態が耐えられなくて栄養を摂ったら悪くなった、と言って止めてしまう人がいますが、逆です。

 一旦解毒をしないとうまく行かないんです。

 そして、胃腸障害。

 口から入って食道があって、胃があって腸があって、肛門までですね。

 皮膚障害というと表皮だけが皮膚障害のような見方をしますけれども、表皮だけ皮膚障害のわけではないですね。

 皮膚障害といったら、外側にある皮膚も中にある皮膚も同じですよね。

 同じ自分の皮膚ですよね。

 つながってますよね。

 ということは胃や腸が荒れてきて、胃腸障害が起きるということはあたりまえのことです。

 胃腸の中の皮膚が荒れてきたら胃腸障害なわけですよ。

 胃腸障害はめちゃくちゃに多いですね。

 世界で一番胃癌患者が多い国は日本です。

 胃癌と小児癌が世界で一番多い国は日本なんです。

 世界で一番胃薬を飲む国はどこだか知っていますか?

 日本なんですね。

 世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が少ないと言ったら薬の飲み甲斐がありますね。

 ところが世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が多いってどういうことでしょうね。

 胃薬のCMを見る度にちょっと頭にくるんです。

 『飲み過ぎ・食べ過ぎに何とか』って言うわけですよね。

 『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いなら、飲まないで食べないでゆっくりしていてください』ってこれが節操のあるCMですよ。

 ところが『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いのをこの薬でごまかして又飲みに行け』っていうCMですよ。

 年末年始になったらこのCMが増えるんです。

 そしてそれをそのままやるわけですよね。

 「気持ち悪い・二日酔いだ」と言いながら、薬を飲んで又翌日飲みに行くんですね。

 最近は『飲む前に飲め』って、『飲む前にごまかして飲みに行け』って言ってますね。

 そして世界で一番胃癌が多い国になっているんですよね。

 見事な話です。

 この胃薬とか、ああいうサラサラしたものの中にはアルミニウムとかが結構たくさん入っているんですね。

 専売公社の食卓塩なんかもアルミニウムが入っています。

 スライスチーズとかにも入っていますけれども、アルミニウムが脳に貯まっていくとどうなるんでしょう。

 アルツハイマー型痴呆症の原因がアルミニウムだと言われていますよね。

 栄養が十分にあればそれを解消させることが可能なんです。

 重金属を外に出すことは可能なんですね。 (こちらを参照)

 ところが栄養も足りなかったらどうなるかというと、当然脳に貯まっていくわけですね。

 「私は誰?、ここはどこ?」になっていくわけですね。

 そういうアルツハイマー型痴呆症の方も含めて世界で一番精神病患者が多い国はどこか知っていますか?

 日本なんです。

 最近すごく多くないですか、これ?

 電車なんかに乗っても、なんか変!という人必ずいます。

 危害を加えないけれども一人でぶちぶち喋っているとか。

 東京なんかすごく多いですよ。

 なんかおかしい!みたいな、特に若い子が多いですね。

 大体精神的におかしくなかったら、あんな犯罪起きないですよね。

 毎日新聞見て、必ず何か奇妙な事件がありますね。

 精神病患者が世界で一番多い国が日本です。

 世界で使われている脳の薬ですね、脳の循環還元剤とかああいう薬の半分を日本が使っているんです。

 そういう分野の人から見たら日本はきちがい国家です。

 すごい量です。

 寝たきり老人になるとだんだん惚けていきます。

 寝たきり老人が世界で一番多い国は日本です。

 寝たきりですから、外を歩いていないですから分からないですよね。

 寝たきりになったら必ず惚ける。

 薬漬けになって最後にはこうなるわけですね。

 という風にこのペラグラという名前は無いけれどもこういう病気は蔓延しているということです。

 今から精神錯乱初期症状を言いますから、自分が大丈夫かどうかちょっとチェックしてみてください。

 1. いらいらする。

 2. 集中力が無い

 3. やる気がない

 4. 何かやるのがめんどくさい。

 5. ちょいちょい忘れ物をする

 こういう症状のある方?

 はい、ありがとうございます。

 ペラグラの集団ですね。

 ここに行く前にどうしたら良いかということを今日、是非つかんで帰っていただきたいですね。

 よかったですね、いらっしゃって。

 こういう病気になるとお医者さんは体質だっていいます。

 何か調子が悪くなると殆どの病気を体質だっていう言い方をしますね。

 お医者さんを目の敵にしたような言い方をしますけれどもそうじゃないです。

 尊敬しています。

 何の意識も無いお医者さんに対して言っているんだということを知っておいてください。

 ここにお医者さんがいたらすいません。

 はい、殆どの病気を体質だって言いますね。

 NHKの健康相談を聞いていると、「糖尿なんです」「肝臓なんです」「癌なんです」というと「お母さんどうですか、おじいさんどうですか。おばあさんどうですか」と聞いて一人くらいいると、「あ、家系ですね」「糖尿の家系ですね」「高血圧の家系ですね」「体質ですね」とこうなるわけです。

 病院のお医者さんも判らない病気は殆ど体質ですねって言いますね。

 アレルギー体質・虚弱体質みんな体質ですね。

 そうすると言われてる方もですね、何か納得しますよね。

 あきらめるには最適な言葉だって言えます。

 「体質ですね」て言われたら、「そうか」て思いますものね。

 本当にこれは親からの遺伝なのか、病気は本当に体質なのか、ここのところを

 今日は見ていきたいと思います。

 病気は体質で体質は遺伝で遺伝は病気で病気は体質でって区別が無くなっています。

 区別があるかどうかを今から見ていきますね。

 皆さんにお聞きしますが、病気は遺伝すると思う人・・・・・?

 あ、ありがとうございます。

 遺伝するものもあるし、遺伝しないものもあると思う人・・・・・?

 はい、皆さんそう思うのですね。

 じゃ、遺伝だと思うもの挙げてください。

 「糖尿・アトピー・喘息・精神病・・・・・」

 文部省から出している教科書には精神病は遺伝すると書いてありますね。

 相談を受けた方の中にそういう方がいました。

 自分の身内に精神的におかしい人がいるから自分は子供は産まないんだ、というふうに決めて40近くなった女性がいました。

 それから栄養に取り組みながら元気なお子さんを産みました。

 「神経痛・色盲・・・・・」

 病気じゃなくてもいいですよ。

 「リューマチ」

 「結核・白髪に禿げ」

 「高血圧・低血圧」

 普通血圧は?

 普通血圧は遺伝しないんですね?

 悪いのだけですね。

 悪いのだけが親譲りですね。

 親になると大変ですね。

 「近視・遠視・乱視」

 視力1.5は遺伝しないんですね。

 都合の悪いのは全部親のせいですね。

 「心臓病・癌」

 これぐらいでいいですか?

 これらは本当に遺伝しますか?

 多分皆さんがこれらは遺伝だと言うのは自分がいて、自分の親がいて、自分のおじいさん、おばあさんがいて、その辺まで見みれますよね。

 おじいさんが禿げ、おやじも禿げで自分も禿げだから、禿げは遺伝する・・・・・こういう話じゃないですか?

 おばあさんが高血圧で、お母さんも高血圧で、自分も高血圧で、だから高血圧は遺伝だっていうふうに言っているんじゃないですか?

 おじいさんの上はどうですか?

 ひいじいさんの上はどうでしたか?

 ずっと見ていくと、どうですか?

 判らないですよね。

 ずっと見ていったらどこかで皆さん繋がっていませんか?

 ネアンデルタールかクロマニオン人か判りませんが、皆さん繋がっていませんか?

 どこかで繋がっているとしたらですよ、この中に禿げがいるかもしれないし、近視がいるかもしれないし、喘息がいるかもしれない、精神的におかしい人がいるかもしれないじゃないですか。

 としたら何が遺伝したっておかしくないじゃないですか。

 どれも遺伝する可能性はあると言えますよね。

 そしてこれが本当に遺伝だとしたら人生は簡単になりますね。

 オギャーて子供を産んだら、もうこの子の人生判りますね。

 「私は将来禿げ」ってこういう感じですね。

 じたばたしたって禿げなんですから、それに対して何かやろうなんて思わない方がいいですね。

 生まれた時からすでに高血圧・・・・・

 じたばたしたって高血圧ですから塩分控える必要ないですね。

 好きな物食べさせればいいですね。

 どうせ高血圧なんだから、という話になるわけですよね。

 人生が簡単になります。

 親が、あほなら子供はあほということですね。

 塾行けなんて言っちゃダメですね。

 お母さんのようになるしかないっていう話ですよね。

 というふうにこれらが遺伝だとしたら人生が非常に簡単になります。

 そして私もこういう風なものは遺伝だと思っていました。

 近視に関してはですね、アフリカに行くと視力8.5という人がいるそうです。

 そうすると何キロも先から歩いてくる人が、ああ隣村の誰さんだと判るそうですね。

 1時間半くらいすると本当に歩いてくるそうです。

 私の友人がアフリカに行っていましたので教えてくれましたが、隣の家といっても2キロぐらい先なんだそうです。

 そして殆ど放牧をしているそうです。

 そうすると自分の家で飼っている牛とか鶏が隣の家の庭先に行ってしまったというのが見えないと放牧できないんだそうです。

 いつもいつも遠くを見てますよね。

 ですから、すーごく遠くまで見えるそうです。

 視力8.5は嘘じゃないと言っていました。

 オスマン・サンコンさんが日本に来る時には視力5.5ですから・・・・・

 今は0.8だそうです。

 もしも遺伝だとしたら5.5のままずっと5.5じゃないですか。

 何かが変わったことによって視力が0.8になったわけですよね。

 私は禿げは遺伝だと思いましたね。

 うちはおじいさんも禿げですし、お父さんはつるつるの禿げですからね。

 兄も薄いし弟も薄いという本当に禿げですからね。

 禿げだけは絶対に遺伝だと思っていました。

 父の禿げなんてつるつるですからね。

 かろうじて残っている髪の毛をうっすら分けていましたが反対側から風が吹いたら何も無い。

 でも髪は欲しいんですね。

 昔から努力はしていました。

 いろいろつけたり、もんだりね。

 でも全然結果はおもわしくなかったですね。

 どこで結果があったかというとゲルソン病院に行っていた時だったんです。

 本当に栄養をとっていたら、つるつるの禿げに産毛がぱーと生えたんです。

 もうそれは見事でしたね。

 帰国したときに弟や兄が見たところは身体の状態ではなかったですね。

 「どうしたのその頭?」とこういう状態でした。

 ああ、栄養を変えたらこんなに違うんだと・・・・・

 でもね、栄養というところから見たら当たり前なんですね。

 例えばカルシュームが不足すると頭蓋骨がちょっと開くわけですね。

 頭皮が張りますね。

 血行が悪くなりますね。

 非常に抜け毛が多くなりますね。

 後はミネラルが非常に髪の毛とは関わっています。

 髪の毛一本調べただけで遺伝子が判るわけでしょう。

 血液型は当然判りますよね。

 ということは髪の毛と血液の成分とは殆ど同じです。

 中国語では髪の毛のことを“けつじょ”と言うぐらいです。 

 ということは血液の質と髪の毛の質は同じなんです。

 最近食べ物がめちゃくちゃ狂っていますよね。

 お子さんの禿げとか女性の禿げがめちゃくちゃ多いそうですね。

 禿げは遺伝じゃないかもしれないですね。

 そして体質というのを辞書で引いてみると、『環境の相互の作用から生ずる身体の機能・気質』って書いてあります。

 遺伝と環境がすごく関わっているんだ、ってことが書いてありますね。

 環境がすごく関係あるかもしれないってことですね。

 どういう環境があるのか今から見ていきますね。

 遺伝というと、どういうものが遺伝かというと、例えばA型とA型の親からいきなりB型の子供は産まれないですよね。

 これは血液型は遺伝ですね。

 それから人間が人間を産んだり、猿が猿を産んだりというのも遺伝ですね。

 妊婦さんが今度生まれるのは犬かしら猿かしら、猫かしらということは無いわけです。

 これは遺伝ですね。

 後は環境がすごく関わっているかもしれないということです。

 では体質ということを、環境ということを見ながら調べていきたいと思います。

 体の質とは文字通り体の質のことですね。

 じゃこれは何の質かというと細胞の質です。

 人間の体は約60兆個の細胞からできています。

 二十歳の人で60兆個です。

 それを過ぎると下り坂になりますけれども・・・・・

 この60兆個の細胞は初めは何個だったかと言うと、最初は一個なんです。

 この一個の細胞が細胞分裂を繰り返しながら、生まれてきた時には、十月十日ちゃんとお母さんのお腹の中で分裂ををすれば普通の体で生まれてくるわけです。

 大体1兆個〜2兆個の体で生まれてきます。

 ところが最近流産・奇形がめちゃくちゃ多いです。

 世界で一番流産・奇形が多い国は日本なんですからね。

 年間100万人くらいいるんです。

 流産・奇形の人が100万人ですよ。

 すごい数ですね。

 流産・奇形ってどういうことかと言うと、栄養状態が悪くてお腹の中で育たないってことなんです。

 私も病院に行っていましたから良く分かりますが、流産しやすい体質だと思っているんですね。

 お医者さんが、こういう栄養のことを色々知っていれば 「貴女どうゆものを食べていましたか?」

 「レバー食べたんですか?」

 「卵はどうですか?」

 「小魚はどうですか?」

 「青い野菜はどうでしたか?」

 「足りないものは補助食品で補ったんですか?」

 とこういう話をすればですよ、

 「ああ、足りない」って思うじゃないですか。

 ところがですね、カップヌードルにポテトチップスを食べながらお菓子をばりばり食べながら、そして流産してね。

 「これが流産しやすい体質だ」なんて思っている人がすごく多いんです。

 「先祖供養が足りないか、あのとき壺を買わなかったからか」とこう思うわけですよ。

 そうじゃないですね。

 栄養が足りないんだ、ということなんです。

 私自分で出産をしたからよく判るんです。

 37歳ですからね。

 高齢出産なわけです。

 病院に言ったらいきなり言われました。

 「37歳ですね。ああ、帝王切開です」

 「はぅっ?」と言ったらですね、高齢出産の93%ぐらいは帝王切開なんだそうです。

 とにかく栄養は摂りました。

 厚生省が企画している量の30倍ぐらいは栄養は摂りました。

 そして産んだのはですね、分娩室に入ってわずか10分で産みました。

 一番びっくりしたのはですね、一ヶ月検診てありますよね。

 とにかく器量はともかくとして子供の肌だけはものすごくきれいなんです。

 乳児湿疹ができないんですよ。

 ところが一ヶ月検診に行った時に、同級生が何人かいるわけですね。

 20人くらいいたんですが、みんな乳児湿疹です。

 それができるのが当たり前ってお医者さんが思っているんですね。

 お腹の中で羊水の状態やなんかがめちゃくちゃ悪いんでしょうね。

 ですからああいう乳児湿疹やなんかが出るんでしょう。

 ちゃんと栄養を摂ったら出ないんですから 。

 みんなぐしゃぐしゃでね。

 乳児湿疹ができるのが当たり前と思っていますからね。

 「半年くらいたつと治るそうです」ってこういう感じです。

 お医者さんがそういうふうに言うんです。

 できるのが当たり前のように思っているのが驚きでしたね。

 そして6ヶ月で治らないとアトピーという名前に突入するんです。

 そういう方がすごく多いそうですね。

 後、驚いたのはですね、一ヶ月検診のときにうちの子は結構大人しくしていたんですね。

 他の子は、ビービービービー泣いているわけですよ。

 「泣きませんか?」と聞かれたんです。

 「時々は泣きます。お腹がすいたりすると」と言ったらですね、

 「いや、うちの子は5時間も6時間も泣き続けるんです」って言うから

 「じゃ、ミルクの量が足りないんじゃないですか?」というと結構飲んでいるんですね。

 便が出る時に子供って少し痛がりますからね、

 「便が出る時の痛さじゃないですか?」って言ったらですね、便は一日半に一回しか出ないとか、二日に一回しか出ないと言うんです。

 もう一ヶ月・二ヶ月のお子さんなんていうのは大体、子供を産んだ方は判ると思いますが、1日に7回も8回もするじゃないですか。

 ところが三日に一回、二日で一回、一日半で一回なんてこういう状態だったら痛がって泣くのは当たり前ですね。

 これが当たり前と思っているんですからね。

 便秘の赤ちゃんが一杯いるんですからね。

 という状態です。

 何が悪いかと言いますとお母さんのお腹にいるときの栄養状態しか考えられないんですね。

 私が出産したときは、その日は三人目だったんですけど、二人は二十代で若いんですが、一人は羊水の状態が悪くて帝王切開ですね。

 帝王切開も、ものすごく多いそうです。

 普通にりきんで生まれて来ないそうですね。

 こういう方が多いんだそうです。

 どれぐらい栄養が大切かということをつくづく感じますね。

 そして2兆個の体で無事生まれてきて、それが細胞分裂を繰り返しながら60兆個の細胞に達するわけです。

 その細胞がいつも一定かというとですね、いつも一定じゃないですね。

 女性の皮膚がよく28日周期で変わるとか言いますね。

 それと同じように細胞は絶えず入れ替わっていますね。

 絶えずですね。

 ですから10年前の自分の皮膚と今の皮膚とは全然違いますよね。

 髪も違いますよね。

 それぐらいすごい速度で入れ替わるんです。

 二十歳ぐらいの人で胃や大腸や小腸とかは大体40日ぐらいで全部新しい細胞に入れ替わります。

 白血球だったら5日ぐらいで入れ替わります。

 それから肝臓だったら大体200日ぐらいで替わりますね。

 体全体骨も含めて一年間で85%ぐらいは全部新しくなります。

 ということは例えばですよ、先月胃の検査をしたら、何でもなかったけれど、一ヶ月たって今日しくしく胃が痛むんで、行ってみたら胃癌だったということはあり得る話です。

 白血球なんて5日で替わるということを見ていくと、先週病院に行ったらですね、ただの風邪だと言われた。

 熱が引かなくて今日行ってみたら、白血病ということはあり得る話です。

 それぐらいすごい勢いで代謝をしているということなんです。

 その時にできる細胞が良い細胞だったらあなたの細胞の質は問題ないわけです。

 そこで癌細胞ができたらどうなるんですか?

 癌体質ってことになるんです。

 大事なのは『細胞の質なんだ』ってことなんです。

 この細胞の質を決定しているのは何かっていうことになると血液ですね。

 材料が必要です。

 この材料になるのが血液なんです。

 この血液の質があなたの細胞の質です。

 これはただ良い血液が作られただけじゃダメなんですよ。

 やっぱり循環することが大事なんです。

 だから温冷浴・・・・・

 温冷浴というのはおへそから下だけ熱いお湯に入るんです。

 30分ぐらい。

 その後で水のシャワーを浴びるんです。

 で又お風呂に入るんです。

 ということを何回か繰り返すんです。

 そうするとものすごく血液の循環が良くなります。

 副腎も鍛えられるし・・・・・

 あとは適度な運動をしたり、循環をさせることです。

 その他には、ここに精神的なものも関わってきますけれどもとりあえずそれは置いて・・・・・

 その血液の質があなたの体の質ですからね。

 これを作る必要があるわけです。

 その血液の質があなたの体の質ですから、血液を作る必要があるわけです。 

 血液製造には材料が必要なわけですね。

 どういう材料が必要かというと、栄養と酸素が必要なんです。

 今日のテーマですから、この後この栄養の話をしていきます。

 材料が無いと絶対に血液は作れないのです。

 根性があってもできないですね。

 あなたの体の質は、あなたが摂った栄養からしか作られないということは学問的に真実なんですね。

 さあ、何を食べているか今からいろいろ観察していきます。

 先ほど色んな病気が挙げられましたね。

 そうすると環境が見えるわけです。

 どういう背景があったかというと、食べるという環境が著しく違っています。

 食べるという環境を見ていくと納得がいくのではないかと思います。

 こういう病気が、先ほど糖尿だ、アトピーだ、喘息だと挙がりましたね。

 それが遺伝だって言われたのは、多分親子で体の質が似ているからですね。

 どうして親子で体の質が似るかというと、殆ど食べるという環境が似ているんです。

 大体お母さんが塩分の濃い料理が好きだとしたら、やっぱり子供は『濃い味付けが、お袋の味だ』と思うんですね。

 お母さんと大体似たような食べ物を食べるんですね。

 食べるという環境が親子の体の質を似させていくわけです。

 お母さんが脂っこい料理が好きだと、やっぱりずっとそういう料理を食べていますから、子供も油物が好きですね。

 それから又、地域によって体の質が全然違います。

 アメリカとかイギリスとかフランスとか日本とか先進国は、、心臓病、糖尿病等がものすごく多いんです。

 食べ物がすごく似ています。

 加工して油で揚げて・・・・・

 こういうところではそういう病気がすごく多いんですね。

 ところがアフリカだとかパキスタンだとかインドとかではですね、とか心臓病とかそういう病気は無いんです。

 殆ど無いですね。

 パキスタンにフンザって国があるんですが、これはNHKの衛星放送でやっていましたが、世界で一番長寿が多い国です。

 そこでは130,140、150歳で寝たきり老人がいないんですよ。

 死ぬ寸前までクワを持って畑に出かけて行くという人たちばかりなんです。

 70歳ぐらいで女性が出産するんですね。

 35歳以降が高齢出産などというレベルじゃないんですね。

 70歳の人が出産をするという国ですから。

 どういう食べ物を食べているかといいますとね、千年くらい食生活が全然変わっていないそうですね。

 水はヒマラヤ山脈の雪解け水で白く濁っているんです。

 ミネラルがめちゃくちゃ多いそうですね。

 その水を飲みながらその水が流れている川底の土を毎年毎年畑に撒くんですね。

 ミネラルやなんかがすごく豊富な土ですよね。

 作物を作ってそれを食べてリサイクルですよね。

 その食生活が千年以上続いているそうです。

 そして果物食べたら種を捨てないんですからね。

 種に一番栄養があるということを知っているんです。

 又、根にすごく栄養があることを知っていますから、何でも食べるんですね。

 そういう食生活を繰り返している地域では本当に130、140,150になっても、すごい元気な状態なわけですね。

 食べるという環境ですね。

 空気の質なども影響しますが、環境がこれぐらい体の質を変えるんだってことですね。

 

 皆さんオールドパーっていうお酒知っていますか?

 オールドパーっていうお酒ありますよね。

 ボトルに肖像画が描いてありますね。

 あれは歴史上実在した人物なんです。

 トーマス・パーという人物でした。

 153歳まで生きた人です。

 その人はちゃんと歴史の本に出ているんですが、80歳で結婚したんですね。

 80になったからそろそろ結婚しするか・・・・・なんて感じですね。

 そして百歳の時に婦女暴行で捕まるんですね。

 百歳なら許す、みたいな気がしますけれども、百歳で婦女暴行で捕まって118歳ぐらいで刑務所から出てきたんですね。

 120歳の時には4回目の結婚をしています。

 153歳の時に「あなたは長生きで素晴らしい」ということでイギリス皇室からご招待を受けるんです。

 始めて宮廷料理を食べるわけです。

 それまでは木の実とか、自分のところでできた野菜とかそういうのばっかり食べていたんです。

 ところが始めて宮廷料理を食べたんです。

 その時腸捻転を起こして死んじゃったんです。

 153歳でした。

 何が言いたいかというと、それまで、生きることが可能なんだっていうことなんです。

 人間はそこまで生きることが可能なんです。

 それから時代によって体の質が全然違っていますね。

 昔のお子さんが罹っていた病気と今のお子さんが罹っている病気と全然違います。

 成人病と言われている病気は今のお子さんはばんばん罹っています。

   (現在、日本では成人病は「生活習慣病」と言うようになっています。)

 生まれた時から子宮癌だというお子さんがいるんです。

 2歳で動脈硬化で亡くなるお子さんがいるんです。

 もう、すごいですよ。

 8歳で卵巣癌だとかね。

 今の成人病と言われている病気は今のお子さんがばんばん罹っています。

 糖尿なんかめちゃくちゃ多いです。

 何が違うかといいますとね、食生活が全然違います。

 生まれた時からハンバーガーにポテトチップス。

 ポテトチップスで野菜が摂れると思いこんでいるお母さん方がたくさんいます。

 あんなの毒チップスと思った方がいいですよ。

 酸化した油だらけでね。

 もう毒以外の何物でもないですよ。

 それに白砂糖ばんばんで。

 ああいう物を食べていたら良い体ができるはずがないですね。

 酸化した油だらけですからね。

 小児癌が世界で一番多い国は日本ですからね。

 昔の人はおやつといったら、さつまいもに、トマトに、きゅうりに味噌つけて・・・

 うなずいている人がいますが、私はそういう時代は知りませんが・・・・・

 とにかくそういうものを食べていました。

 というふうに見ていくと、食べ物の質ががらっと変わりましたね。

 それに合わせて病気がものすごい勢いで増えていますね。

 北里大学病院で交通事故で亡くなった五歳以下の子供54人を解剖したところ、そのうち42人が既に動脈硬化を罹っていたそうです。

 どれぐらいどういう食生活をしたかということが想像がつきますよね。

 今はベビーフードから瓶詰めや缶詰ですからね。

 電子レンジでチンして食べるというこういう感じですからね。

 ああいう物を食べて暮らしたら2歳や3歳でにかかるのはあたりまえのことなんだと思います。

 アトピーも喘息も変わらないですからね。

 同じ代謝異常のことですからね。

 最悪のところがだと思ってください。

 環境がものすごい重要なんだということを掴んでおいて欲しいと思います。

 赤ちゃんてどこから生まれてくるかというと、ここ見たら分かりますよね。

 赤ちゃんはお母さんのお腹の中で育ちますよね。

 そのときに栄養をどこから摂るかというとお母さんが食べたもので作られた血液の質が子供の質になっていくわけです。

 それぐらい重要なんです。

 そして酸素に関しては、まず良い酸素を作るためにはヘモグロビンがちゃんとできないといけないわけですね。

 ヘモグロビンに必要な栄養というのは鉄とか銅とかです。

 又こういう鉄とか銅が何に入っているかは後でお話しましょう。

 今言った方がいいですか?

 鉄はホーレンソウとかレバーで、銅は魚介類に多いんですね。

 青身の魚が良いです。

 高級な白い魚はダメですね。

 青身の魚、鯖(さば)とか鰺(あじ)とか鰯(いわし)とかが良いですね。

 そして干物(ひもの)じゃない方が良いですね。

 生の方が良いですね。

 鉄、銅、それからビタミンMも必要ですから、レバーとか葉酸です。

 濃い緑の野菜とかですね。

 それからB群も必要です。

 B群が多いのは、大豆だとか、豆類が良いですね。

 豚肉、豆類、海草、木の実、卵の黄身等が良いですね。

 それからビタミンCも必要です。

 Cが無いと良い酸素が作れないのです。

 呼吸され酸素の大体3%ぐらいが活性酸素というのに変わるんです。

 活性酸素というのは今大分話題になっていますから皆さんご存知かと思いますが、これが細胞を壊していくわけですね。

 これが細胞を傷つけることがの原因だと言っているお医者さんがたくさんいます。

 当然これはの原因になっていますね。

 活性酸素というのは、ストレスでもできるんです。

 それから激しい運動でもできます。

 激しい運動で呼吸の回数がものすごく多くなり活性酸素がばんばん飛び交います。

 又、たばこを吸いますね。

 その他に排気ガスですね。

 それから汚い水を飲みますね。

 農薬がついたものを食べますね。

 それから紫外線を浴びますね。

 そうやって活性酸素というのはできるんです。

 どれぐらいの勢いでできるかというと、もう何億分の一、何十億分の一ぐらいの速度で、だ・だ・だ・だ・だっと傷つけていくわけですね。

 じゃ、どうやって対抗していったら良いかというと、常に活性酸素除去酵素というのが作られれば問題無いわけです。

 ところが、それができないと脳卒中だとか動脈硬化とかこういう病気になるわけですよね。

 それから勿論、にもなりますね。

 それからもう一つは細胞が酸化してきますから、シミがすごく増えます。

 若いのにシミだらけという人がいますよね。

 それは大体、活性酸素が多い人です。

 紫外線を浴びてシミができるんじゃないんです。

 紫外線を浴びると活性酸素が増えるからシミが増えるんです。

 ですからその除去酵素を摂っていったらシミとはお別れすることができると思います。

 活性酸素除去酵素を作るには、やっぱり栄養が必要なんです。

 鉄、銅、それから亜鉛が必要なんです。

 それからマンガンが必要です。

 それからセレニウム。

 それからモリブデン。

 こういう物を摂っていったら体の中で除去酵素を作ることができます。

 それからもう一つタンパク質が必要です。

 それから絶対やっちゃいけないのが電子レンジですね。

 もう電子レンジなんか使ったら活性酸素がめちゃくちゃ増えますからね。

 はい、電子レンジ持っている人・・・・・?

 電子レンジを使っていたら健康になることは難しいかもしれないですね。

 NHKなんかでよく料理番組をやっていますよね。

 「今日の料理のコツは電子レンジに3分かけること、こういうふうにすると栄養が逃げない」とか言っていますね。

 とんでもないですね。

 電子レンジは絶対使わない方が良いです。

 ゲルソン病院から帰ってくるときに幾つか鉄則がありました。

 その中の一つは『電子レンジは絶対使っちゃいけない』と言われました。

 『絶対使っちゃいけない、ということは絶対使っちゃいけない』ってことなんですね。

 電子レンジをかけると分子構造はぐしゃぐしゃになります。

 ぐしゃぐしゃですね。

 あれは瞬間的にものすごい熱が出るじゃないですか。

 すごく酸素が奪われるわけですよ。

 酸素が奪われた物が体の中には入ったらどうなるかわかりますか?

 すごい勢いで体内の酸素を奪っていくわけですね。

 ガン細胞というのは体の酸欠状態が大好きなんですから。

 電子レンジなんか使っていたら絶対うまく行かないですね。

 電子レンジでチンなんかしながら「自然が一番よね」なんて言っててね・・・・・

 すごく不自然なことなんだと思っていたらいいですね。

 もうあのチンする習慣は止めなきゃダメですね。

 電子レンジのCMがすごく多いですね。

 「チンしてカレーライス」だとか、「炊きあげまで電子レンジ」とかね。

 すごいですね。

 電子レンジは絶対使っちゃダメですね。

 長生きしたい人はですよ。

 潔く線を切って捨てた方がいいですね。

 線を切らないで捨てると誰かが拾うと、その方が危険になりますから。

 未練があって又拾いに行ってしまうかもしれないですしね。

 “ぶちっ”て線を切って捨てるか、又はお家に置いておいてもオーブンだけ使うとか、物入れにするとか、へそくりを隠すとかに使ったら良いかと思いますね。

 電子レンジはとにかくかけない。

 昔ながらの調理法でやれば良いかと思います。

 マクガバンレポートというアメリカであがったレポートがあるんですけど、アメリカも丁度フォード大統領の時に日本も同じなんですが、アメリカは医療にものすごいお金をかけているわけですね。

 毎日毎日医学がすごく進んでいるわけです。

 「こんなに医学にお金をかけて医療がこれだけ進んでいるのに、どうして病気の人が減らないんだ」とフォード大統領が言うわけです。

 日本も戦後医療費がめちゃくちゃかかっていますよね。

 一度も医療費が下がったことないです。

 そして病気の人の数が減ったためしは一度も無いんです。

 アメリカも全く同じことなんですね。

 「医療にものすごいお金をかけるのに病気の人が増え続けているこの現実は何だ」と大統領が言って、それでたくさんの人が調べ始めるわけです。

 そうすると100年、150年前にはアメリカでは癌、心臓病、脳卒中という病気が無いんです。

 アメリカだけがそうなのか、と思って世界中を調べて行くんです。

 そうすると先進国ではやっぱり150年前はそういう癌、心臓病、脳卒中なんていう病気は無いんですね。

 ところがインドとかパキスタンとか後進国と言ったら失礼ですが、そこでは未だにそういう病気が無いんですね。

 そこで食生活が原因だ、ということが判るわけですね。

 でも証拠が無いとダメだということで世界中から証人を呼ぶわけです。

 延べ3000人です。

 そしてレポートを提出させて、2年間世界中を更に調査しながら5000ページにわたる膨大なレポートを書き上げるんです。

 その時に委員長になったのがジョージ・マクガバンという副大統領候補だったんです。

 この人はすごい勇気のある人です。

 こういう委員会の委員長になったら、もうそれだけで政治生命というのは無いんですよ。

 どうしてかって言うと『今の医学は・・・・・』と言っちゃうわけですから、全米医学学会が敵に回るわけです。

 『肉なんかばっかり食べてちゃダメだ』って言うわけですから、全米畜産業界が敵に回るわけですね。

 当然翌年は副大統領選挙に落ちました。

 でもそういう勇気ある人なんです。

 その後にチャールス・パーシーとかエドワード・ケネディー(ケネディー大統領の弟)とかそういう人たちがこの委員会に入って調査を進めていくわけです。

 そしてそのレポートを書き上げるんです。

 日本にもエドワード・ケネディが調査に来ています。

 北海道とか沖縄とか・・・・・

 それから日本には世界の10本の指に入る長寿村があるんですね。

 山梨県に“ゆずり原村”というのがあるんです。

 上九一色村ではないんですよ。

 そこは世界の10本の指に入る長寿村なんですけど、調査に来て驚いたのは、そこでさえも『逆さ仏現象』が起きていると書かれているんです。

 『逆さ仏現象』とは、どういうことかと言いますと、歳を取った人よりも、逆に若い人が死んでいく、という現象なんです。

 すでにこの時にですよ・・・・・

 このレポートの一部を読みますね。

 「現在の我々の食事は、不自然で全くひどいものである。」

 大前提が病気は、現代病は食源病であるということを言っています。

 食源病とは食べ物が源になって起こる病気なんだってことを言っています。

 「この食事が癌、心臓病、糖尿病などの現代病を生んでいる。」

 「現代の食事は我々が全く気がつかないうちに、全く違ったものになってしまった。」

 「ビタミン、ミネラルの不足が目立つ。」

 「特にカルシューム・鉄・ビタミンA、B1、B6、C、Eの不足がひどい。」

 「典型的な若死にのデータである。」

 若死に突然死がめちゃくちゃ多いです。

 霊柩車を運転している人に「どういう人を一番運びますか?」と聞いたらですね、95%働き盛りだそうです。

 人生を全うして亡くなる人はわずか2%ぐらいだそうです。

 残り3%はお子さんがすごく多いそうです。

 「特に白血病はめちゃくちゃ多い」という話でした。

 だいたい95%が若死に・・・・・

 若死ににはデータがあるって書いています。

 若死にのパターンを書いておきますね。

 ●カルシュームが足りない。

 ●鉄が足りない

 ●ビタミンAが足りない

 ●B1が足りない

 ●B6が足りない

 B1,B6なんていうのはストレスがかかったらすぐに減りますね。

 頭を使ったらすぐに減りますね。

 パソコンやったらすぐに減りますね。

 テレビなんか見ていたらすぐに減りますね。

 こういうビタミンです。

 それからC、Eが不足したら突然死・若死にだって言っていますね。

 「これらの栄養素の不足は調査対象者の生活水準とは全く無関係だ。」

 生活水準が高い人も低い人もこういう状況なんですね。

 「現代の医者は栄養素の知識を全く持っていない。」

 「このために間違った食事を与えられ、治らなかったり治りが遅れるケースが非常に多い。」

 「従来の医学は食事と病気の関連といった栄養の根本問題を全く無視してきた片目の医学である。」

 栄養というところには全く目を向けていない医学だったということを言っています。

 「アメリカの医大で栄養のコースを必須科目にしているのはわずか4%にしかすぎない」

 「医者の再教育が必要だ。」

 「このような単純なことに気がつかなかったのは、20世紀の医学に特有な思考路線、偏った思考路線が支配したためだった。」

 どういう思考路線かと言うとですね、パスツール医学というのができたわけです。

 今の現代医学、近代医学の基になっているのがこのパスツール医学ですね。

 「病気の原因は菌だ。」と言ったわけです。

 「菌さえ殺せば病気は治るんだ」と言うわけですね。

 病気の原因は菌で菌さえ叩けば良いいんだ・・・・・

 それが今でもずっと続いていますね。

 昔は病気は病魔のせいだと言われていました。

 京都の祇園祭りなんていうのは病魔払いですよね。

 病気の原因は病魔だから病魔払いをすれば病気は治として祈っていた時代があったんです。

 その時、彗星のごとく現れたのがこのパスツールです。

 彼が病気の原因が病魔でなく菌が悪いんだと、菌さえ殺せば病気は治るんだと言ったわけです。

 それから薬やなんかでばんばん菌を叩くようになってくるわけですね。

 その時にペッテン・コーヘルという人が、『病気の原因は菌じゃない、菌が宿りやすい抵抗力の無い体が問題なんだ』と言ったのです。

 ペッテン・コーヘルという人はすごいんですよ。

 コレラ菌を自分で培養して、みんなの前で飲むんです。

 飲んでも何ともないんですね。

 抵抗力さえあれば病気は問題無いんだということをみんなの前で証明するんですね。

 ところが菌を殺せっていう医学がすごい勢いで未だに流通しているんです。

 そして菌さえ殺せば病気は治ると言って今も医学はそれをやっています。

 癌になったらガン細胞を叩けっていうことをやりますね。

 一個のガン細胞を叩くのに同時に千個の良い細胞が死んでしまうのです。

 再発、転移するのがあたりまえのことだと言えます。

 今朝の新聞に渡哲也が再発だと書いてありましたけれども、再発するのは当たり前ですね。

 切ったりしたら癌は無くなるわけじゃないです。

 切ったって、できたという環境は変わっていないですね。

 もう今はお辞めになりましたけど、国立がんセンターの中原教授という人が言っていました。

 「ここに癌があってこれを取り出して、はいこれが癌でした」と言っているうちは癌の治療に進歩は無いんだ、と。

 癌の手術をした方とお話をすると「もう手術したから無くなりました」という方が多いんですね。

 手術したから癌は無くなった。

 もう癌は消えた、って思っている人が一杯いますよ。

 切ったから大丈夫ですって言いますが、ガン細胞だから取ったら無くなったと思ったら大きな間違いです。

 このガン細胞が何でできたのか?

 どうしてこういうガン細胞ができる体の状況だったのか。

 ということを見ていかない限り癌の治療に進歩は無いということを言っているんですね。

 同じことをマックス・ゲルソンが言っています。

 「人間のここに癌細胞があって、ここだけを顕微鏡で見ていたら癌の治療に進歩は無い。」

 「ここだけが癌なんじゃなくて、これ全体が癌に罹りやすい抵抗力の無い体の状態なんだってことを掴む必要がある」

 「部分部分ではなくて全体がもうそういう状況なんだということを見る必要があるんだ。」と言っています。

 ですから一カ所だけ叩くということをやっても意味は無いんだ、と。

 体全体の機能を変えていくことが本当の健康を作るんだっていうことを言っているわけですね。

 とにかくこのパスツール医学が浸透したことが間違いだったと言っています。

 「その結果は栄養知らずの医者ばかりを生んだ。」

 「しかもそれが片目の医学であるということに気がつかず、それが医学の全てだと考える風潮を世間に浸透させた。」

 「現代病は近代医学では治らない。」

 「これが近代医学の最大の弱点である。」

 という風に書いてありますね。

 薬など治すんではなくて、体は自分でつくるしかないんだ、ということなんですね。

 つまり食源病だと言われています。

 現代病は食源病だって言いましたが、現代病には、どういうものがあるかと列挙しますね。

 現代病と言われるものは『癌、高血圧、糖尿病、心臓病、動脈硬化、白血病、狭心症、貧血、肩こり、低血圧、腰痛・頭痛・生理痛・生理不順』

 生理痛、生理不順なんていうのはB群が不足したら絶対なりますからね。

 『更年期障害』

 栄養摂っていたら絶対更年期障害は来ないです。

 うちの母は全然来なかったです。

 それから『息切れ・めまい・動悸・前立腺肥大』

 前立腺肥大・前立腺癌なんていうのは亜鉛が不足したら絶対こういう状態になりますね。

 『胃潰瘍・十二指腸潰瘍・脳出血・神経衰弱・神経痛・関節炎・関節痛・リュウマチ・喘息・アトピー・便秘・不眠症・肥満・痩せすぎ・骨格形成不全・血液不良・肝臓機能障害・脾臓機能障害・メニエル氏病・バセドー氏病・甲状腺機能障害・若白髪・小皺・しみ・にきび・肌荒れ・吹き出物・皮膚炎・しもやけ・ひび・あかぎれ・虫歯・慢性下痢・慢性胃炎・虚弱体質・口内炎・クル病・水虫』

 水虫はベーターカロチンとかが不足したら絶対なりますね。

 『明るさが無い、仕事嫌い』

 全部栄養不足ですね。

 それから『自閉症・暴力行為・集中力欠如・イライラ・居眠り・むくみ・知能が低い・慢性疲労・精力異常減退・朝起きられない・骨折しやすい・鼻炎・鼻づまり・風邪が治らない・視力が悪い・膠原病・ベーチェット病・筋ジストロフィー・アレルギー体質・不妊症』

 こういうのが全部食源病だって言われています。

 では、どういう食事をしているのか今から観察をして いきたいと思います。

 今から実際に体に必要な栄養の話をしていきます。

 今から言うのは約46種類の命の鎖という話をして いきますが、実際には120種類ぐらいの栄養が必要 なんですね。

 毎年毎年ものすごい勢いで新しいデータがあがっています。

 私たちが知っている栄養という分野は一角でしかないですね。

 すごい勢いで栄養の分野は開発されていますね。

 天然のものにはAとかBとかCだけではない、 植物化学栄養素と言いますが、天然そのものの食べ 物の中にはAとかCとかでは分からない栄養があるんです。

 そこがものすごい生命力があるそうです。

 例えばニンニクだとしたら、その中にはセレニウムの他に、 100以上のものが入っているんです。

 こういう植物化学物質は2000以上も発見されています。

 ですから計り知れない力があるんだ、ということです。

 そして一つだけを単体で摂るよりも総合的になっている ということはすごい理想的なものですね。

 つまりそういうものをバランス良く摂るということが理想 ですね。

 しかしそれだけを摂っちゃだめなんですよ。

 食事も気をつけて補助食品としてなおかつ、そういう物 を摂っていけば理想的ですね。

 まず必要なものは『脂肪』『炭水化物』『タンパク質』です。

 そしてカロリーになるものは糖質・脂質・炭水化物ですね。

 炭水化物も含めて糖質と言うことにしますね。

 そして、これは生命維持物質で命になるもので、これが無かったら 生命を維持することができないのです。

 

 まずタンパク質。

 タンパク質のことをプロテインという言い方をしますけれども、 プロテインという意味はプロキュースから来ているんです。  

 プロキュースというのはギリシャ語で『最も重要なもの』と言う 意味なんです。

 ですからタンパク質は大変重要なんですね。

 このタンパク質に8種類あります。

 そしてビタミンが18種類。

 ミネラルが21種類。

 今日はこれで47種類の話をしますけれど、実際には 120種類ぐらいあるんです。

 カロリーはカロリーとして必要です。

 油を摂る時に気をつけることは酸化した油を摂らないこと。

 運動をしている人、激しい運動をする人は脂肪でカロリーを 摂っても問題ないんですね。

 脂肪というのは頭で使わないんです。

 だから頭脳労働者の人はあまり脂肪を摂らない方が良いですね。

 受験生の夜食なんていうのは油物じゃないほうが良いですね。

 頭で使われるのは糖質の方なんです。

 糖分や炭水化物ですから、これでカロリーを摂れば良いと思います。

 タンパク質はお肉とかお魚とかいろんなものに入っていますけれども、それが身体の中に入るとアミノ酸という形で分解されるわけですね。

 アミノ酸という形で分解されますから、これで必須アミノ酸を摂っているかどうかが問題なんです。

 頭の栄養はほとんどがタンパク質だと思ってください。

 なんだか“やる気がしない”とか、“眠気が襲ってくる”だとか、 “ぐてっ”とする等は、殆どがタンパク質が不足しています。

 ですからこれをしっかり摂ること。

 卵とかお魚とかお肉とか・・・・・

 必須アミノ酸には8種類あります。

 

 まずノイシンからいきますね。

 これはアロエとかに結構入っていますね。

 次にイソロイシン、とメチオニン、フェニールアラニン、スレオニン、リジン、 バリン、そしてトリプトパンですね。

 この8種類が全部必要です。
(子供の場合はアルギニンが追加され9種類になります。さらにヒスチジンも入れて全部で10種類とされる場合もあります。)

 これがバランス良く入っていることが必要ですね。

 何か一つが欠けたら効果は半減しますね。

 一番低い数字に合わせて働きます。

 このプロテインスコアーが一番高い食べ物は卵です。

 ですから卵を一日何個でも食べると良いですね。

 コレステロールが高いと心配する人がいますが、「卵はコレステ ロールだ」と言いながら、ポテトチップを食べてビールを飲む人が 非常に多いですが、卵のコレステロールは全然気にする必要はありません。

 心配する人いますか・・・・・?

 じゃ言いますね。

 「卵にはコレステロールが・・・・・」と言うお医者さんがいるとすれば殆ど勉強していない医者だと思って間違いないですね。

 これは昭和2年の頃に、ソ連でやった実験だったんです。(アチニコフという人が実施した有名な実験です。)

 ウサギに卵を食べさせたんですね。

 そうするとコレステロールの数値がいきなり上がって、 死んじゃったんです。

 だから卵にはコレステロール、という風になったんですが、 それから2年後にイギリスでその実験は間違いだったということが出たんです。

 どうしてかと言うと、ウサギは元々卵を食べる動物ではない。

 それに無理矢理食べさせただけでもコレステロールが上がる のは当たり前で、実験として成り立たない、と言ったんですね。

 そして世界中にその情報が流れたんですけれど、日本だけは マスコミが卵のコレステロール情報を流し、それを撤回する記事を載せなかったんです。

 ですから未だに「卵はコレステロールが、コレステロールが」 という人がいますが、卵にはものすごい栄養価があるんだということを知っておいてください。

 コレステロールは心配する必要は無いですね。

 良い卵を食べたらいいですよ。

 無精卵とかじゃなくて、良い質の卵を食べたら良いです。  

 卵、しじみ、サンマとか鰯とか鯖とかの青身の魚。

 これはプロテインスコアが100です。

 魚介類なんかも比較的タンパク質が豊富ですね。

 それからお肉で言うと、鶏肉、豚肉、マトン、牛肉 という感じですね。

 牛肉が一番だらしがないですね。

 豆類はプロテインスコアが低いです。

 大体50ぐらいなんですね。

 けれども大豆と金時豆とか異種類を合わせて 食べるとプロテインスコアが100になるんですね。

 納豆に卵を入れたらこれでプロテインスコアは 100になります。

 牛乳に卵の黄身を入れて、ミルクシェイクみたいにしたら、これでプロテインスコアが100になります。

 そういう形で摂るのが理想です。

 大体体重の(1/1000)ぐらい摂ったらいいですね。

 このあいだ長寿の人たちがテレビに出ていましたが、 結構高蛋白です。

 そして活性酸素除去酵素を作るには、このタンパク質は 絶対必要なんです。

 このタンパク質が非常に重要なのは、コラーゲンを作る のがこのタンパク質なんです。

 コラーゲンは身体の(1/3)を覆っている結合組織です。

 ちょうど三つ編みのような状態になっていて、こうなって いると弾力性が非常にあるんですね。

 タンパク質が不足してコラーゲンが思うように作れないと、 段々伸びてきますね。

 これがシワですね。

 又重力に従ってお尻も胸も下がってきます。

 ですからタンパク質は絶対必要なんだということです。

 骨には骨のコラーゲンが必要です。

 最近骨折しやすいお子さんがたくさんいます。

 カルシュームだけの問題じゃないんです。

 ちゃんと骨のコラーゲンができないとポキっと骨が折れる のは当たり前なんです。

 内臓は内臓のコラーゲンで覆われています。

 内臓下垂なんて言われたら殆どコラーゲンができていないと思ったらいいかもしれないですね。

 内臓を所定の位置にちゃんと保つのはコラーゲンなんです。

 胃下垂なんて言われたら胃だけ下がっていないですから。

 内臓全部が落ち込んでいると思った方が良いですね。

 膀胱は膀胱のコラーゲンで覆われています。

 ところが不足してくるとだんだん開いてくるわけです。

 そこでトイレが頻繁になりますね。

 トイレが近い人は栄養が足りないんです。

 もっと開いてきたらどうなるかというと“垂れ流し状態” になります。

 そうなりたくなかったらタンパク質をしっかり摂る必要 がありますね。

 歯もそうですよ。

 表面はエナメル質ですけれども象牙質はこのコラーゲンが関係しています。

 歯槽膿漏なんていうのもコラーゲンがすごく関係しています。

 それから首から頭に入る血管が二つに分かれていて、 血液が下から上に流れていくんでが、血液がここにぶつかるんですね。

 コラーゲンが思うようにできていないと、ここが段々 腫れてきます。

 そうすると血液がこうやって流れていくわけですね。

 そのうち“ぶち”っと破れます。

 これが『くも膜下出血』です。  

 すごく多いですね。

 手術は簡単で、ここをちょんとつまむだけなんですね。

 ところがこれが命取りなんです。

 血管が強くなったわけではないですから、又同じ所に ぶつかり、又破ける・・・・・

 手術は簡単ですけれども、実際には血管を強くすることが 重要です。

 血管はタンパク質とビタミンCからできています。

 体重の(1/1000)というのはお肉100gぐらい 食べて、8〜10gぐらいタンパク質が摂れると思ってください。

 では次にビタミンに行きますね。

 ビタミンには18種類あります。

 ビタミンとはバイタルアミン、つまり『生命』という意味です。

 ビタミンA、B1、B2、B3、B5、B6、B12、B15、B17、C、D、E、F、H、K、M、P、 コリンの最低18種類必要です。

 

 ビタミンAは目を使ったら急速に消耗されてしまいます。

 眼球乾燥症に罹るのはAが不足しています。

 最近、奇形で眼球が無い、単眼症のお子さんがすごく多いんです。

 奇形がすごく多くなっています。

 単眼症とか生まれた時から脳が無い、無脳症とか、内臓などが全部透き通って 見えて生まれてすぐ死んでしまう透明症とかなどですが、その単眼症の原因にな るのがビタミンAの不足です。

 動物実験で妊娠した11頭の豚にAの入っていない餌をずっと与えたら、全部の豚が眼球の無い子豚を生みました。

 

 ガン細胞が一番でき易いのは胃粘膜、腸粘膜とか子宮などの粘膜で、その粘膜を作るのに必須のものがこのビタミンAなんです。

 ビタミンAはベーターカロチンという形で摂ると何の問題もありません。

 緑の野菜とかカボチャとか人参とかの濃緑黄色野菜です。

 その他にレバーとか卵の黄身だとか海草にビタミンAが多いのです。

 人参ジュースは良いですね。

 

 B群が多いのは

 レバー、米糠、大豆、豆類、木の実などです。

 B1は米糠、豆類、小麦胚芽、そば粉などに多いのです。

 B1、B6が不足すると突然死、引きつけ、てんかん、が起きます。

 『任天堂のファミコンをやっていたら、てんかんを起こした』という記事が何 年か前に出て、「任天堂の器械が悪い」などと言われましたが、そうではなく、 パソコン等で目を酷使するとビタミンAが猛烈に消耗します。

 目と同時に頭も使いますからAを消耗しながらB1,B6がどんどん消耗して しまいます。

 B1,B6が不足すると、ひきつけ、てんかんが起きるのは当たり前なんで す。

 『ただ栄養が足りなかった』というだけのことなんです。  

 B2はすごく重要です。

 これが不足するとタンパク質が正常に働きません。

 又、逆にタンパク質が不足してもB2が正常に働きません。

 B2がどんどん減ってくると、動物実験では100%肝臓癌になります。

 肝臓はタンパク質でできていますのでこういうのが不足すると肝臓癌になるの は当然のことなんです。

 B2が不足すると唇が乾いてきます。

 又肌が妙に油っぽくなってきます。

 脂性だったり、ぎとぎとしている人は大体B2が足りない人です。

 ですからB2はタンパク質と合わせて摂ってくだい。

 B2の豊富な食べ物は納豆、ニラ、卵です。

 “ニラ卵納豆”なら完璧です。

 

 B3も大豆、米糠、牛乳、に多いです。

 これが不足するとペラグラのもとになります。

 大体B3が不足してくると性格が悪くなるから良く分かります。  

 B5はパントテン酸のことです。

 

 B6は先ほど言いましたB1と同じようなものに入っています。

 小麦胚芽などです。

 ですから麦ご飯を食べると良いです。

 

 B12はレバーですね。

 B15はあんず、プラム、サクランボ、りんごなどの種に多いのです。

 種というのは芽が出て、実が生ってという生命力がありますね。

 生命力がある食べ物は身体に入って、生命力を強化するんです。

 花粉とかプロポリスとかアロエとかは大変生命力があるので良いのです。

 B15は種類(たねるい)に多く、酸素を増やすビタミンなんです。  

 B17はガン細胞だけを叩くビタミンです。

 レートリルとかアミグダリンと呼びます。

 アーモンドとか杏(あんず)の種、干し椎茸(しいたけ)とかタケノコとかビ ワの葉っぱなどに結構多いんです。

 ゲルソン病院でも、これだけのエキスを注射で入れたりしました。  

 ビタミンCは果物だとか生野菜に豊富に入っています。

 Cは一日必要量が50ミリなどと言われていますが、 5000ミリぐらい摂っても大丈夫です。

 

 ビタミンDは干ししいたけとか天日干しにした小魚など天日干しにしたものに 豊富に含まれています。(鮭にもたくさん含まれます。)

 

 ビタミンEはゴマとか玄米などにも入っていますが、錠剤で摂るしかないです。

 これは一日300ミリぐらい摂ったらいいですね。

 ライナス・ボーリングというノーベル賞を取った先生が『健康で長生きしたか ったら、ビタミンEを100ミリ〜200ミリは毎日摂る必要がある』と言って います。

 300ミリぐらい摂ると天然の抗生物質ができる、つまり天然の防衛ホルモン ができてくるそうです。

 

 ビタミンFですが、今日は何にも掴まなくても、このビタミンFだけは理解して欲しいのです。

 ビタミンFはあぶらのことです。

 油はオメガの3,6,9と覚えてください。

 オメガの3というのは魚の脂です。

 オメガの6とは、お肉とか、乳製品とか植物油とかです。

 それからオメガの9は、オリーブオイルです。

 このオメガの3というのは免疫力をすごく上げます。

 青身の魚に豊富に含まれています。

 ただし、酸化しやすいのです。

 ですから干物ではなくて生の青身の魚を食べるといいんですね。

 オメガの9は身体に害の無い、酸化しにくいあぶらなんです。

 普通のサラダ油とかコーン油などの植物油は悪いというわけではないんですが、すごく酸化しやすいので免疫力を上げないんです。

 ですから家庭で調理するとしたらこのオリーブ油に変えていったら良いです ね。

 ギリシャ等のオリーブ油しか使わない地中海沿岸の国では心臓疾患、血液疾患 が殆ど無いんです。

 ですから、これはすごく良いと言えます。

 調理はオリーブオイルだけに変えた方がいいですね。

 「でもオリーブオイルは高いですね」と言う人がいますけれども「外でコーヒ ー飲むな」と言いたくなりますね。

 コーヒー二回ぐらい我慢したらオリーブオイルが買えますね。

 問題なのはオメガの6という油です。

 これが1:1なのが理想です。

 脳の中はこの油が1:1の状態です。(注:最初の1はオメガの3の油のこと)

 ところが今アメリカでは1:20になっているんです。

 日本では大体1:8〜1:20ぐらいの間ぐらいになっています。

 これが癌だとか動脈硬化だとかの成人病がものすごく増えてきた原因になって きていると言えます。

 このオメガの6が猛烈に増えてきています。

 これが増えたら絶対免疫力は上がりません。

 最悪なのがマーガリン、ショートニングです。

 よくカロリーメイトを食べる人がいますが、あんなのは毒を食べているのと同じで最悪です。
(2015年現在は、ショートニングなどのトランス脂肪酸は含まれていません。)

 ケンタッキーフライドチキンなどはショートニングで揚げていますから、最悪です。

 マーガリン、ショートニングは捨ててください。

 バターの方がまだ良いですね。

 乳製品などは悪くはないのですが、ただそれらはオメガの6なんだということを知っておいてください。

 オメガの6がいろんな物の中にたくさんあるのです。

 チーズを毎日食べるのではなくて、たまに食べるのは良いのですが、根性を入れてそれだけを食べるなどというのは止めることです。

 あとはできるだけローファット(低脂肪)のミルクにするとか、スキムミルクみたいなものにするとかにすることです。

 それからお肉が悪いのではなくて、お肉だけを食べるのではなくて、お肉よりもお魚を選んでいただいたら良いですね。

 家にある油を捨てろというのではなくて、自分で買う場合にはオリーブオイルに変えたらいいですね。

 油を変えただけで、身体の調子が全然違います。

 この辺を全然変えないでいろんな補助食品を摂りながらうまく行かないというのは、当たり前のことなんです。

 油を変えながらなおかつプラスαでそういうものを摂っていったら必ずうまく行くと思います。

 ビタミンFの油だけでも変えてください。

 今日帰ったらさっそく実行してください。

 マーガリン、ショートニングは捨てる。

 電子レンジも捨ててください。

 

 ビタミンHは大豆とかほうれん草とかピーナツに入っています。

 これは消化、吸収を助けるためのビタミンです。  

 ビタミンKは濃い緑の野菜に多いのです。

 赤ちゃんに痣(あざ)ができて生まれてくるケースがありますが、これはお母さんにビタミンKがすごく不足している時に起こります。  

 ビタミンMは葉酸です。

 バナナとか緑の野菜に多いのです。

 ビタミンPは毛細血管を強くします。

 これが多いのはそば粉です。

 ですからうどんよりおそばを食べる習慣にしたら良いですね。

 みかんの白いところにもビタミンPが含まれています。

 ビタミンPをしっかり摂るとビタミンCの透過性を良くします。

 白内障はビタミンCがすごく不足しています。

 なおかつビタミンPも不足しています。

 みかんを食べる時にきれいに皮をむく人がいますが、 白いところがついたまま食べるべきですね。  

 コリンはホスファチジル・コリンと言ってレシチンのことです。

 大豆とか卵に入っています。

 血液をサラサラにしたかったら、こういうものをしっかり摂ることです。

 そしてミネラルの21種類です。

 ミネラルというのは宝物という意味です。

 

 まずカルシウムマグネシウムからいきます。

 先ほど活性酸素除去酵素の話をしましたが、活性酸素除去酵素を作るためには色々な栄養が必要です。

 タンパク質が絶対必要です。

 それからビタミンAとB群が必要です。

 C、Eもスカベンジャーと呼ばれていて絶対必要です。

 それとミネラルが必要です。

 活性酸素は発生したことをキャッチしないと叩けませんが、この身体のシグナルをキャッチするにはカルシウム、マグネシウムが必要です。

 よく病気を早期発見する人がいますが、そういう人は結構カルシウム、マグネシウムを摂っている人なんです。

 これがあると身体がシグナルをキャッチできます。

 痛いのも気づかずに死んでしまう人がいますが、こういう鈍感死をする人はカルシウム、マグネシウムの不足している人です。

 これは二つを一緒に摂らないとうまく働きません。 カルシウムは小魚だとか牛乳に入っていますね。

 ただ牛乳を摂りすぎるとカルシウム不足になります。

 

 マグネシウムは濃い緑の野菜に多いのです。

 カルシウムは日本では600ミリなどと言われていますが、それでは全然不足しています。

 どうしてかと言うとストレスがかかっただけでカルシウムを大量に消耗してしまいます。

 その他に砂糖や油物を摂ったりしますとカルシウムはどんどん消耗します。

 例えばこれが血液で、これが骨で、これが細胞だとします。

 そうすると細胞にあるカルシウムの量を1とすると、血液の中には大体千倍〜一万倍ぐらい入っています。

 そして骨の中にはこれの一万倍ぐらい入っているんです。

 ところが甘い物を食べればカルシウムは消耗しますし、ポークハムとかソーセージなどの添加物に一杯入っているリンというのがありますが、それは身体の中に入って消化する時に、必ず燐酸カルシウムという形でカルシウムを連れ出して行くんです。

 それだけでカルシウムは大量に不足します。

 ストレスでも不足しますね。

 女性の場合には生理が止まるとホルモンの関係でカルシウムが垂れ流し状態になります。

 そんな関係でだんだん血液の中からカルシウムが不足してきます。

 すると骨を削ってカルシウムとして使われるのです。

 それが骨粗鬆症の原因になるわけですね。

 よく石が貯まるといいますね。

 「カルシウムを摂りすぎると石が貯まりませんか?」と言う人がいますが、逆なんです。

 カルシウムが不足して骨を溶かして使ったカルシウムがそういう石の原因になるのです。

 ですから一日600ミリではなくて、1200ミリぐらい必要なんです。

 それから激しい運動をする人は筋肉を動かすだけでもカルシウムはどんどん消耗しますから1500ミリぐらいは必要です。

 おっぱいをあげているお母さんだったら1000ミリぐらい摂る必要があります。

 ただミネラルは過剰症がありますから、それ以上は摂らない方がいいですね。

 先ほど生理があがるとカルシウムが垂れ流し状態になると言いましたが、その垂れ流し状態をくい止めるのがボロンというミネラルなんです。

 ボロンはりんごの中に入っています。

 ですから1日一個ぐらいのりんごを食べる習慣をつけるといいですね。

 

 こうやってカルシウムを1日1000ミリ摂ったらマグネシウムは1日500ミリぐらい、つまり2対1の割合で摂るようにしてください。

 濃い緑の野菜とかいちじくとかにマグネシウムは多いです。

 

 次にカリウム、ナトリウムに行きます。

 カリウムは癌がすごく嫌うミネラルなんです。

 ゲルソン病院の食事を見ると、カリウムだらけです。

 主食が焼いたジャガイモです。

 ジャガイモにはすごくカリウムが多いんです。
 
 (ジャガイモはポテトですが、カリウムは「ポタシウム」と言います。)

 生野菜や果物にも多いです。

 生野菜や果物をうんと食べるべきです。

 

 ナトリウムは逆にガン細胞が好みます。

 ですから癌の方は無塩にした方がいいのです。

 ただ普通の方は塩分過剰ということを気にしない方が良いのです。

 高血圧の人が塩分過剰を気にします。

 そういう人は塩もちょっと、果物も殆ど食べないでいて塩分過剰なんです。

 塩もうんと摂るけれども果物、生野菜をバリバリ食べる人は塩分過剰にならないのです。

 ポイントはバランス良く食べることが必要です。

 塩の量を減らすということを考えるよりも、果物、生野菜の量を増やす方がいいですね。

 塩は際限なく摂取できません。

 砂糖は際限なく摂れますが、コーヒーに塩を入れる人はいませんから・・・・・

 それから“むくむ”という人がいますが、細胞の中は真ん中がカリウム、外側がナトリウムなわけです。

 カリウムが不足してくると、ここにナトリウムが入ってくるんです。

 ナトリウムというのは、非常に水を抱きやすく、細部がぶわっと膨らんで、“むくむ”という現象が起こるんです。 

 そういう人は塩を控えるのではなくて果物、生野菜で、カリウムを多めに摂ることです。

 

 それからリンというのは添加物で摂りすぎるぐらいです。

 ミネラルというのは過剰症が問題なんです。

 ですからリンがたくさん身体に入るのは問題です。

 

 リン、硫黄はタンパク質を充分に摂っていったら問題なく摂れます。

 硫黄は肌を作るミネラルです。

 

 それから鉄です。

 鉄だけは他のミネラルと違います。

 摂っただけ吸収はされません。

 タンパク質、ビタミンC、銅イオンが充分にあることが必要です。

 これらが無いと鉄が身体に入っても吸収されません。

 ところが貧血になって病院に行くと鉄剤をくれます。

 あれは殆ど吸収されません。

 鉄剤を出す時にお医者さんが「黒い便が出ますよ」と言います。

 黒い便が出るということは、鉄剤を飲んでも、それらが胃を通って、腸を通ってそのまま出てきたということなんです。

 それが黒い便なんです。

 「殆ど吸収されませんよ」と言いながら鉄剤を出すのはおかしいのですが、これが現状です。

 鉄はこういうタンパク質や、ビタミンCや銅イオンが無いと吸収されないんです。

 銅というのは青身の魚とか魚介類に入っています。

 ビタミンCは果物、生野菜に入っています。

 それからタンパク質が充分に無いと鉄は吸収されないです。

 

 次に亜鉛です。

 亜鉛はすごく重要なミネラルです。

 男性の前立腺癌が猛烈に増えていますが、亜鉛が不足すると必ず前立腺癌とか前立腺肥大になります。

 又亜鉛が不足すると動脈硬化や、脳卒中とかそういう関係の病気にもなります。

 活性酸素除去酵素は当然作れません。

 その他に糖尿病にもなりやすいです。

 インシュリンホルモンを作るには亜鉛が必要なんです。

 又亜鉛が不足すると頭が良くなりません。

 亜鉛はセックスミネラルと呼ばれています。

 亜鉛は男性の精液の中に出ていきます。

 一回の射精に約4ミリぐらい出るのですが、1ミリぐらいが亜鉛だそうです。

 亜鉛が多い食べ物はニシンとかショーガ等です。

 ショーガの摂り方も冷や奴の上にぽんと飾り付けのように置いてある程度ではだめなんです。

 ショーガの中に冷や奴があるぐらいでないと亜鉛は摂れません。

 その他に生牡蠣(なまがき)です。

 これはフライにしてしまうとダメです。

 亜鉛が無いとビタミンAが思うように働きません。

 そうすると粘膜が思うように作れないんです。

 花粉症は粘膜が弱い人が罹ります。

 亜鉛やベーターカロチンが不足すると花粉症になるのは当たり前です。

 毎年NHKで花粉情報を流していますが、馬鹿げています。

 花粉がたくさん飛んでいるから花粉症が増えたような言い方をしますが、花粉は昔から飛んでいます。

 スモッグなどで化学変化が起きるのかもしれませんが、花粉症は罹る人と罹らない人がいます。

 この差は何かを考える必要があります。

 粘膜が強ければ花粉症には絶対罹りません。

 

 次にクロムです。

 クロムもインシュリンホルモンを作るのに欠かせないミネラルの一つです。

 さつまいもとか魚介類に豊富です。

 マンガンは鞘(さや)の豆類に多いんです。

 

 コバルト。

 これはビタミンB12の基になるものです。

 レバーに入っています。

 

 セレニウム。

 セレニウムは強力な制癌効果があります。

 その他に若さを保つには絶対欠かせないミネラルです。

 タマネギとかニンニクとかマッシュルームに多いんです。

 ゲルソン病院でも毎回生のニンニクが山のように出ました。

 それをぎゅーと絞ってスープに入れたりして食べるんです。

 ニンニクを1〜2かけらぐらいは毎日食べるようにすると良いですね。

 韓国ではすごくニンニクが食べられています。

 ですから免疫力が高いんです。

 最近は増えてきたそうですが、癌などは少ない方なんです。

 臭いのを気にする人がいますが、臭いのはまわりであって、自分は大丈夫ですから(笑い)気にしなくてもいいです。

 次にモリブデン。

 これも鞘の豆類に多いのです。

 それから塩素。

 これは微妙に必要なんです。

 臭素。

 これらは微量ミネラルですから気にしなくても摂れます。

 フッ素。

 これはゼラチンなどに多いのです。

 珪素。

 ホウ素。

 ホウ素というのはボロンと言いましてりんごに入っています。

 ヨウ素。

 これは痩せるミネラルでヨードとも言います。

 海草の中に豊富にあります。

 甲状腺ホルモンを作るには絶対に欠かせないミネラルの一つです。

 ひじきとかワカメとかを毎日食べるといいですね。

 しかし24時間しかもちません。

 ですから毎日、毎日摂る必要があります。

 

 リチウム。

 犯罪を犯した人の毛髪検査をするとリチウムがおおいに不足しています。

 これは海草に入っています。

 リチウムと犯罪行動は密接な関係があります。

 以上21種類がミネラルです。(この他ゲルマニウムも重要です。)
 (ミネラルはもっとたくさんの種類の重要性がわかってきています。)

 ビタミンの18種類とタンパク質の8種類の合計47種類が『命の鎖』と呼ばれています。

 これらを毎日欠かすことなく食生活の中に取り入れていくと太い生命の鎖ができてきます。

 鎖は一番少ない数値に合わせてできます。

 ですから何かが欠けると、細い鎖しかできません。

 

 それプラス、カロリーが必要なんです。

 カロリーを摂る時に気を付けることは、油を摂る時にはオメガの3,6,9のことを考えることです。

 

 炭水化物を摂る時に気を付けることは、精製された物を極力止めることです。

 精製された物とは白い小麦粉とか白砂糖等ですが、「絶対摂るな」と言っても無理ですから、極力摂らないようにすることです。

 うどんよりソバにするとか、パンよりご飯にしてください。

 おやつにはおせんべいは良いですが、チョコレートだとかケーキなどは止めた方が良いです。

 よくお子さんに機嫌を取るかのように「はいチョコレート、はいアイスクリーム、はいキャンディー」とあげる人がいますが、自分の手で殺しにかかっていると思った方が良いです。

 そういうのは止めておやつは“おいも”、ご主人のお弁当も“おいも”に替えていったらうまく行くかもしれません。

 白砂糖も捨ててください。

 三温糖も色だけを付けているケースが多いので気休めです。

 黒砂糖とか質の良い蜂蜜等をどんどん摂るようにしてください。

 調理にも砂糖類は捨てて質の良い蜂蜜を使うようにしてください。

 おやつなどは無漂白の小麦粉を使ったり、フルーツを使ったりして、自分で作たら良いと思います。

 

 時間がありますから血糖値のことを言っておきますが、糖尿病が非常に多くなっています。

 蜂蜜がとても良いのはインシュリンホルモンの助け無しに消化できる糖だからなんです。

 果糖とか蜂蜜がとても良いのです。

 肝臓の病気がすごく多いので言いますが、肝臓というのは水素と酸素と窒素と硫黄からできています。

 これが肝臓を作るタンパク質の化学式なんです。

 朝も食べない、昼はおそばだけで夜ビールを飲むなどという空腹が長く続く人がいますね。

 普通、糖質のものを摂ると、それはブドウ糖としてグリコーゲンというところに蓄えられていて、大体3〜4時間するとエネルギーに変わっていくんです。

 エネルギーに変わっていくんですが、空腹が長く続いたりすると全然カロリーになるものが入ってこないですね。

 その時、肝臓のタンパク質をぶち壊して糖にして、これを使ってエネルギーに変えていくんです。

 ですからすごく肝臓にダメージがあります。

 肝臓がやられて、窒素と硫黄が余り、それが尿酸となります。

 尿酸が貯まってくるとひどい肩こりになります。

 そしてもっと貯まると痛風になります。

 ですから質の良いタンパク質を摂ることと、3〜4時間に一回エネルギーを入れるようにすることです。

 特にアトピーや喘息の人はこの糖新生(とうしんせい)がうまくいかないんです。

 チューブ入りの蜂蜜とか花粉とかがありますが、そういう人は3時間ぐらいおきに定期的にそれらを食べて血糖を上げると良いのです。

 アトピーや喘息の人は殆ど低血糖状態ですから絶対糖尿病になりません。

 しかし低血糖状態は大変危険なんです。

 ですから3〜4時間に一回質の良い糖を摂ることです。

 なおかつ質の良いタンパク質を摂ることです。

 以上はアレルギーの人と肝臓をやられている人が多いので気を付けてください。

 

 言い忘れましたがお水を飲んでください。

 一日1〜2リットルぐらい飲まないと代謝がうまくいきません。

 『水々しい良い女』とは言いますが『お茶お茶しい良い女』とは言いません。

 お茶でなくて水を飲んでください。

 お茶だとBを消耗してしまいます。

 『B足りんは脳足りん』と言うぐらいです。

 

 最後までお話を聞いていただいてありがとうございます。

 皆さんに申し上げたいのは、今日何か気づかれたことがあったら、そのことを自分だけのことにしないで欲しいのです。

 ここだけにしたら、ここだけの人の健康に終わります。

 世の中に貢献をするためには口を開いて誰かの健康に余計なお世話をする人が必要なんです。

 誰かが肩をぽんと押してあげないと気を付けない人がたくさんいます。

 誰かの命に違いを作るには皆さんが気づかれたことを『良い』と伝えて欲しいのです。

 今日は最後まで聞いていただいて本当にありがとうございました。



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