なぜビタミンCが重い便秘を治すのか


 便秘を治したいと思い、様々な情報を入手してみると、一番目につくのが「野菜や果物を食べましょう」という言葉です。 お医者さんも必ず言われる言葉なのですが、では、野菜や果物から便秘解消の栄養分として何を取ろうとしているのでしょうか。 それは主に食物繊維と植物活性酵素(植物由来化学物質群=ファイトケミカルズなのです。



 良質な食物繊維が無ければ排便など不可能になってしまうことは皆さんどなたもご存知ですが、意外と知られていないのは「ビタミンC」の存在です。
 新鮮な果物や野菜に含まれるビタミンCは腸にまで行くと乳酸菌のエサになります。 
 よくビフィズス菌がお腹に良いとは聞きますが、このビフィズス菌も乳酸菌の一種です。

 新鮮な野菜や果物を大量に取ると、それに含まれるビタミンCが腸にまで届き、数少ない乳酸菌のエサとなって働きます。 その結果、腸内では乳酸菌が爆発的に増殖します。 すると今度は乳酸菌の働きにより腸が活発な活動を開始します。

 一般に「便秘」と言われる機能性便秘は、腸が眠ったままになってしまった状態であるため起こるのですが、乳酸菌によって眠りから覚めた腸は自然な蠕動運動を再開し、健康で自然な排便をもたらします。 これは「治す」と言うよりも、「本来の姿に戻す」と言ったほうが適切であるかもしれません。

 ところが現在の日本人の食卓からは、ビタミンCを多く含んだ野菜や果物がめっきり減ってきてしまいました。 これは肉食中心になったことや加工食品が中心になったためです。 しかももっと大変な事は、野菜や果物を作る農地の度重なる土壌改良や品種改良によって野菜や果物自体からビタミンCを始めとする微量栄養素が減ってきてしまった事実もあります。 生野菜をバリバリ食べているつもりでも、その食材自体が貧弱になってしまっては我々も報われません。



しつこい便秘にはビタミンCを

 どうして便秘はおきてしまうのでしょうか。 主な原因は腸の動きが鈍くなっていることや栄養不足、消化不良、食べ過ぎ、水分不足、運動不足や環境の変化などです。
 つまり、便秘は腸の運動を元に戻せばよいのです。 
 食物繊維をとれば便秘を防げるといわれています。 食物繊維には消化されなかった老廃物に水分を与えてやわらかくし、体外へ排出する働きがあるからです。 その他にはビタミンCは便秘を解消する働きがあります。 野菜や果物に多く含まれているビタミンCには、腸内細菌を増やす作用があります。 腸内細菌の中でも乳酸菌がよく知られていますが、この乳酸菌が腸の動きを活発にし、便通をよくして便秘を解消します。 この乳酸菌は、ビタミンCによって腸の中で増えたり減ったりするのです。 増え過ぎると下痢を起こすというくらい、ビタミンCの量によって乳酸菌の増減が調整されています。



豆知識:乳酸菌とオナラ

 乳酸菌の少ない腸では悪玉菌の増殖を招き、便秘がどんどん進行してしまいます。こういった腸ではオナラが臭く感じられますが、乳酸菌で満たされた健康な腸から出るオナラは臭いません。 ビタミンC(ビタC-プラス)を飲むとオナラの臭いのない健康な腸に戻せます。


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