葉酸:フォリック酸について(フォーレイト)

(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューを翻訳したもの抜粋です。)


葉酸:フォリック酸について

 妊娠する可能性のあるすべての女性は、出産で失われる体力から身を守るため、毎日、特別に栄養強化した食物を食べるか、もしくは葉酸(フォリック酸)を含むビタミンのサプリメントを摂らねばならない、と、インスティテュート・オブ・メディスンの最新レポートには書いてあります。このレポートでは、それに続いて、 50歳以上のすべてのアメリカ人は、毎日、栄養強化したシリアルをボウル1杯食べるか、血液の細胞を造る上で重要なのに年と共に減少するビタミン12のサプリメントを摂るか、どちらかをしなければならない、としています。

 インスティデュート・オブ・メディスンは、連邦政府にアドバイスを発信する民間組織であり、アメリカ国民の1日あたりの栄養所要量(RDA)の見直しをおこなっています。

 (フォーレイト)は、ほうれんそう、いんげん、オレンジ・ジュースなどに含まれている栄養素ですが、通常の食事からでは、年間2,500人の新生児を苦しめている脳や脊椎の先天性欠陥(神経管閉鎖障害)を防ぐのに充分な量が摂れていない女性もかなりいたのです。そこで、医師たちは、妊娠可能な年齢のすべての女性は、1日あたり400マイクログラムの葉酸の錠剤を摂るように、と勧めてきました。葉酸(フォリック酸)は、(フォーレイト)のおよそ2倍の栄養効果を持っています。

 同インスティテュートのリポートでは、女性は、(フォーレイト)が多く含まれた食事に栄養強化された食物を組み合わせて摂っていれば充分な予防効果が得られるけれど、安全を期すためには、最新の各種(強化)食品か、葉酸(フォリック・アシッド)のサプリメント、あるいはその両方を摂るように心がけなけれなならない、と結論づけています。カップ1/2杯のほうれんそう、130マイクログラムの葉酸入りはいかが。あるいは、カップ1/2杯のゆでたネイビー・ビーンズ(いんげんの一種?)、125マイクログラム含有。中ぐらいのサイズのオレンジ1個なら、45マイクログラム含有。そうでなければ、乾燥ピーナツ1オンス、30マイクログラム含有。そしてさらに葉酸(フォリック酸)を強化したいなら、いくつかのブランドのシリアルが、ボウル1杯分あたり400マイクログラムの葉酸を含んでいます。

 50歳以上の人の30%もが、肉や乳製品からビタミン12を吸収する能力を失っている、と、このレポートでは報告しています。ひとりあたり必要な量は、1日あたりたったの2.4マイクログラム---牛肉ならたったの3オンス---とはいえ、同インスティテュートでは、高齢のアメリカ人は、栄養強化されたシリアルか穀物を食べるか、もしくは充分な量を吸収できるビタミンのサプリメントを毎日摂るように、と勧めています。

 いろいろなレポートによると、心臓病や癌を防いでくれる可能性がある、というわけで、葉酸やビタミンB6に人気が集まっています。ただし、こういったリサーチでは、”約束をしてくれてはいます”と専門家は述べています---でも、最終結論は出してくれていません。ですから、(摂取量を)大量に増やすことを、彼らは勧めてはいないのです。

(ジョージア州立大学栄養学科 CNNヘルス・ストーリー・ページ---1998年4月7日号より)


 ホモシステイン ・ 葉酸はまだまだ不足 ・ 女性は葉酸を摂らなければダメ ・ 高血圧の原因_4を参照。


葉酸について、追加情報です。

 葉酸はビタミンB群に属する栄養素で、生体内ではDNAの合成の際に補酵素としてとても重要な働きがあります。その他、ホモシステインがメチオニンに転換されるときに不可欠です。体内保有量の約半分は肝臓に、残りの半分は細胞内や血中にあります。不足すると、まずは細胞分裂の盛んなところに影響が現れます。とくに骨髄での造血に影響が出て、赤血球が減少したり、赤血球が肥大することによっておきる大球性貧血が現れるようになります。

 妊婦において不足した場合は、胎児の神経管閉鎖障害、つまり二分脊椎という、脊椎の癒合不全がおき、出生時に腰部の中央に髄膜腫が発生する場合も多くなります。また、頭部に腫瘤のある脳瘤や脳の形成不全(無脳症)などがおきることがあります。

 二分脊椎では、脊椎で保護することができなく脊髄の神経組織に障害が発生するため、運動機能障害、知覚障害、膀胱・直腸機能障害などが発生してしまいます。出生後の合併症としては水頭症の発症もあります。葉酸欠乏によるホモシステインの蓄積による催奇形性については葉酸の充分な摂取による予防効果は動物実験によっても認められています。

 葉酸、および葉酸とともに働くビタミンB6、およびB12などの栄養素は、バランス良く総合的に摂取することによってより確実な“効果”となるものと思います。しかし絶対量が少なすぎても充分な効果は望めないのも事実です。人体に間違いなく確実に吸収され、体内で有効に働くことのできる高品質のサプリメントの利用はとても重要なことであり、普段の食事にプラスして上手に利用してゆきたいと考えております。



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