アメリカ外科大学からベビー・ブーマーへの警告


 アメリカン・カレッジ・オブ・フィジシャンズ(アメリカ医科内科大学)は、ベビー・ブーム世代に対し、健康に気をつけるよう警告しています。同大学は、40歳を目前にしている人たちの健康上のリスク群について、一般の人に知ってもらうため、500万ドルをかけたキャンペーンを発足しようとしているのです。問題は、医師たちによれば、ベビー・ブーマーたちはやたらに忙しく、自分の体のためになることをろくにしていない、ということにあるのだそうです。医師たちは、ベビー・ブーマーたちが共通して犯しがちな過ちを指摘しています。

 たとえば、彼らは、若いうちはそんな病気があっても大した問題にはならなかったからというので、軽い慢性病の兆候を見過ごしがちですが、今の年齢でその兆候が出たとしたら、もっと深刻な状態である可能性があります。

 また、習慣的に街角の薬局で処方箋不要の薬を買って飲んでいますが、さまざまな種類のものが欲しいだけ買えるので、いつのまにか過剰摂取状態になっていることがあり、そのせいで深刻な結果を引き起こす可能性もなきにしもあらずなのです。女性の場合、肩こりに消炎剤を、生理痛にまた別の鎮痛剤を、そして鼻風邪に何種類かの風邪ぐすりをという具合に組み合わせて摂取している人がいますが、ベビー・ブーマーもそれに似て、よくいろいろな薬を組み合わせて摂るので、過剰摂取のリスクを抱えている可能性があるというわけです。

 ベビー・ブーマーの皆さんは、ご自分の健康について考える時間を持ち、できれば、健康な将来のために習慣を変えてみて欲しいと私たちは思っています。毎年、何千という人々が、いくらでも防ぐことができた筈の問題にさいなまれて、救急病棟に運ばれてくるのですから。



(この記事は、米国LPI社のヘルス・リサーチ・レビューという健康新情報紙を翻訳したものです。)



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